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2024年7月9日です。日経平均の暴騰を眺めながらこの記事を書いています。
2024年も後半戦、今年の米国株はどうなるのか?
最近の経済指標からはインフレの沈静化、労働市場の冷え込みが確認できます。米国は9月の利下げ期待が高まり、11月には大統領選も控えている状況。
米国株の見通しについて、相場環境やアノマリーなどを加えて考察してみたいと思います。
米国S&P500指数の状況
米国を代表する株価指数の1つである「S&P500」を見てみます。2023年に史上最高値の更新はできなかったものの、2024年には史上最高値を更新。
2023年12月最終日の終値が4769でした。現在5500を超えて史上最高値で推移。年初から15%上昇しています。(2024/07/09)
今週から4-6月の決算発表が続くので、予想を上回る数字が続けば一段高が期待できるかもです。
米国の経済指標データ
米FRBが2020年から続けてきたゼロ金利を解除したのが、2022年3月のFOMC。
依頼、「利下げはいつなんだ?」と、私たちはずっと同じ話をしてきたわけですが・・
2024年9月の会合で利下げか?という期待が高まっています。
というのも、最近の経済指標によるとCPI(消費者物価指数)PCE(個人支出)は低下傾向、失業率は4%を超え、景気指数は低い数値だからです。
直近数ヶ月の数値はこちらで把握できます。↓
7/11のCPIは全て予想下振れでした。より利下げ観測が高まった。
米国の金利予想
米国のフェデラル・ファンド金利(FFレート)は5.25~5.50%で、ピークと認識されています。

2024年7月末の予想レートは5.25~5.50%。1年後の2025年7月には4.00-4.25%という予想。
- 2024年7月31日の予想金利は据え置きで5.25-5.50%
- 2024年9月に0.25%の利下げの予想
- 2024年末には金利は4.75-5.00%の予想
金利低下→米国株高の流れになりそうですね。
金利が下がっていくことは株式市場にとっては追い風である
大統領選挙周期とS&P500の相関
2024年はアメリカ大統領選挙の年です。アメリカに注目が集まる大統領選の前後に景気後退なんてさせられないから、9月に利下げするのが妥当?
2024年11月5日(火) アメリカ大統領選挙
もうひとつ面白いデータがありました。1928年からの大統領選挙の周期とS&P500のリターンの関係性をまとめたものですが、一番左が選挙の年であり、2024年は選挙年(Election year)にあたります。

大統領選周期的には2番目にパフォーマンスが良いです。(選挙の前年が最もパフォーマンスが良い)
また、歴史的にも78%の確率でS&P500指数の上昇が見込めます。
【歴史的な事実】1947年〜2022年の間、米大統領選挙年においてS&P500は15回上昇して、4回下落しています。つまり、S&P500指数は2024年に78%の確率で上昇することが予想できます
まとめ
米国を代表するS&P500指数をもとに、2024年の米国株について考えてみました。
インフレは落ち着き、経済が減速ぎみ、労働市場は強いが加熱していない。9月利下げ期待が高まっていて、年末には大統領選があるから利下げ圧力もありそう
そう考えると、米国株の見通しは明るいかもしれません。
以上です。
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