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パウエル議長のハト派発言(2023年12月14日)もあり、2024年は米国の利下げが予測されています。米国の利下げ時期の予測と、FOMCメンバーの発言をまとめました
米国の利下げはいつから?
- 利下げはいつから始まるのか?早ければ2024年3月の会合という予想が多い(2024年3月20日)
- PCEの数値が2月に2%台になり、3月の会合で利下げするという意見もある
- FRBメンバーの発言から予測するしかない
FRBとは?わかりやすく
- FRB「The Federal Reserve Board」は米国の中央銀行
- 日本では「連邦準備制度理事会」と訳される
- FRBの目標は米国の雇用の最大化と物価の安定化
- 議長1名と7名の理事から構成されている
FOMCとは?
- FOMCは「Federal Open Market Committee」(連邦公開市場委員会)の略
- 米国の金融政策を決定する会合のこと
- FOMCは基本年に8回開催される
- FOMCはFRBの理事7名と12地区の連邦準備銀行総裁5名で構成される
- FOMCの内容や議長の発言は世界経済を動かすほど影響力がある
- 政策金利の引き上げに積極的な人を「タカ派」、慎重な姿勢の人を「ハト派」と呼ぶ
FRBと金融市場の間の利下げに対する認識にはズレがある
- 2024年、FRBは年3回の利下げを予定している
- 市場参加者は6回の利下げを予測している
- つまり、FRBと市場参加者の間にはズレが生じている

- 2024年1月31日の予想金利は据え置きで5.25-5.50%(青の囲み)
- その後、ほぼ毎会合で利下げ予測(赤の下線)
- 11月は据え置きの予測
- 2024年12月には金利は3.75-4.0%になる
FRBメンバーの利下げに対する見解
パウエル連邦準備理事会(FRB)議長

- 勝利宣言をする人はいない。それは時期尚早だ
- 利下げ開始の適切な時期が「視野に入りつつある」
- (利下げが)明らかに議論のテーマだ
wsj.com
ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁
- 利下げについて語るのは時期尚早
- データは意外な方向に動く可能性がある
- 金利が上昇する可能性は否定できない

NY連銀総裁、利下げ観測けん制 「語るのは時期尚早」
米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は15日、連邦準備理事会(FRB)の利下げについて語るのは時期尚早と述べ、市場で高まっている利下げ観測をけん制した。FRBは引き続き、インフレ率の2%回帰に向け金融政策が正しい道筋をたどっているか否かに焦...
サンフランシスコ地区連銀デイリー総裁
- 米連邦準備制度理事会(FRB)が2024年の利下げを検討し始めるのは適切だ
- 政策金利は利下げをしたとしても制限的な水準にとどまる
wsj.com
シカゴ連銀グールズビー総裁総裁
- 市場に困惑している
- われわれは推論的に政策を議論することはない

FRB議長発言受けた市場の反応に「やや困惑」=シカゴ連銀総裁
米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は18日、先週のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の発言を受けて、金融市場でFRBが早期かつ迅速に利下げに踏み切るとの見方が急速に高まったことについて、FRBがあらかじめそのような道筋を決めているわけでは...
クリーブランド連銀メスター総裁
- 金融市場はFRBよりやや先走りしている
- 利下げ観測は時期尚早である

米利下げ時期、市場はFRBより「やや先走り」─クリーブランド連銀総裁=FT
米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は、利下げ時期について金融市場は連邦準備理事会(FRB)より「やや先走りしている」との見方を示した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が18日に報じた。
アトランタ連銀ボスティック総裁
- インフレ率はまだFRBの2%目標を上回っている
- 高金利長期化をいとわず、快適に感じる必要がある

アトランタ連銀総裁、インフレ目標の達成にはまだ時間が必要
米アトランタ連銀のボスティック総裁は10日、追加利上げを必要とせずに政策当局者は米国のインフレ率を目標値まで引き下げることが可能との見解を示した。
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