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PCEデフレータとは?
PCEデフレータ米国の国内個人消費物価の平均的上昇を示す指標です。FEB(米連邦準備制度理事会)は、基調的なインフレを判断する上でPCEコア価格指数を重視しているので投資家から注目されています。
PCEデフレータは物価変動を除いた、個人消費支出の物価動向を示す数値であり、米商務省が毎月末に発表します。
GDPデフレータやCPIとは異なり、企業や政府支出も含まれているため、全体の物価変動をより正確に反映しています。CPIと異なる部分は以下のとおりです。
- 住宅の構成要素が多い
- 帰属家賃を計算に入れていない
- 医療費の計算方法が異なる(個人だけでなく保険会社が支払ったものも計算に入れる)
帰属家賃とは?持ち家の場合、実際には家賃は発生しないが、発生したものとして市場価格で評価したもののこと
🇺🇸最新PCEデフレータ
最新の数値については「みんかぶ」さんが見やすくて便利です。
アメリカ・PCEデフレータ|経済指標|みんかぶ FX/為替
次回発表予定日 2025年2月28日(金)22:30
PCEデフレータ1月
予想 | 結果 | 前回 | |
PCEデフレータ/前月比 | 0.3% | 0.3% | 0.3% |
PCEデフレータ/前年比 | 2.5% | 2.5% | 2.6% |
予想 | 結果 | 前回 | |
PCEコアデフレータ/前月比 | 0.3% | 0.3% | 0.2% |
PCEコアデフレータ/前年比 | 2.6% | 2.6% | 2.9% |
PCEコアデフレータとは?
PCEコアデフレータは、変動の激しい食品とエネルギーを除いた数字のことです。FOMCでは、PCEデフレータとともに、両方の数字が参考にされます。
PCEコアデフレータの変化
焦点のあたりやすいPCEコアデフレータ(激しい食品とエネルギーを除く)の推移をみてみましょう。
PCEコアデフレータ(前年比)の2023年から2025年までのチャートがこちら。数値は順調に下降しているのがわかると思います。つまりデータは個人消費物価が低下していることを示しています。
PCEデフレータの発表時間
PCEデフレーターの発表時間がこちらです。
- 米国夏時間:日本時間午後9時半
- 米国冬時間:日本時間午後10時半
🇺🇸米国夏時間は、3月第2日曜日から11月第1日曜日まで
- 2024年は3月10日(日)午前2時に夏時間が開始し、11月3日(日)午前2時に終わる
PCEデフレータが上がるとどうなる?
PCEデフレーターが市場予想を上回ると、以下のような変化が予想されます。
- FRBの利上げ観測が強まる
- 株が下落しやすい
- 米ドルは堅調となりやすい
- 逆にユーロ/米ドルなどは下落しやすい
PCEデフレータが下がるとどうなる?
PCEデフレーターが市場予想を下回ると、以下のような変化が予想されます。
- FRBの利下げ観測が強まる
- 株が上昇しやすい
- 米ドルは下落しやすい
- 逆にユーロ/米ドルなどは堅調となりやすい
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