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株式投資における代表的な指標である、PER・PBR・ROE・EPS・BPSについて順に解説します。
PERなどの投資指標を活用することで、割安な銘柄をみつけることができたり、企業の稼ぐ力を数値化することができます。
PERとは?株価収益率
PER(Price Earnings Ratio)は「株価収益率」と呼ばれます。企業の株価と利益を比較して、株価が割安か割高かを判断するための指標です。
たとえば、日経平均のPERは歴史的に、11倍〜16倍のレンジで推移しています。投資家は11倍を下回ると割安と判断し、16倍を上回ると割高と判断しているわけです。
このような記事でも、PERが17倍超えたらから注意です!とか書いてます。参考までに。
PERの計算式 株価/1株あたり純利益(EPS)
PERの計算式はこちらです。株価を1株あたり純利益で割るだけ。逆にEPSに倍率をかければ、理論株価が導けます。「PER○倍になったら注意しよう」というアラート作成にも役立ちますね。
PER=株価/1株あたり純利益(EPS)
EPSとは?1株あたり利益
企業の1株あたりの利益を示す指標です。計算式はこちらです。利益を発行済株式数で割ります。
EPS=当期純利益/発行済株式数
PERはどのくらいが適切か?基準はない
PERにはこれくらいという絶対的な基準はありません。業種によって全く異なるので、PERを比較する際は同業種の間で行うのが一般的です。
PBRとは?株価純資産倍率
PBR(Price Book-value Ratio)は「株価純資産倍率」と呼ばれます。企業の株価が純資産の何倍になっているかを示す指標です。
PBRの計算式 株価/1株あたり純資産(BPS)
PBRの計算式はこちらです。株価を1株あたりの純資産で割ります。
PBR=株価/1株あたり純資産(BPS)
BPSとは?1株あたり純資産
BPSは、1株あたりの純資産を示す指標です。BPSの計算式はこちらです。
BPS=純資産/発行済み株式数
PBRはどのくらいが適切か? 1倍
PBRの基準は1倍です。1倍を下回ると、その企業の株価は割安であると判断されます。最近日本取引所が「PBR1倍割れを解消せよー」みたいなこと言ってましたよね。あれです。
実際にはPBR1倍割れの企業も多く、投資家はそれが本来の価値であると判断していると考えることもできます。ちなみに、PBRが1倍であれば、企業が解散したとしても株価と同じ金額をうけとることができます。
ROEとは?自己資本利益率
ROE(Return On Equity)は、企業が自己資本に対してどれだけの利益を生み出したのかを示す指標です。ROEが高い企業は効率的に利益を生み出しています。
ROEの計算式 当期純利益/自己資本×100
ROEの計算式はこちらです。
ROE=当期純利益/自己資本×100
ROEはどのくらいが適切か? 10%以上
ROEの基準は10%程度で、10%を上回ると、効率よく稼いでいる会社だといわれています。
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