【予想・見通し】明日の日経平均株価はどうなる？（2025/1/31）

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1/30の日経平均株価は続伸。前日の米国市場は軟調だったものの、米FOMCも予想どおり金利据え置きで通過。日本株には見直し買いが入ったようです。

相場環境把握

相場環境把握です。重要だと思われるものは簡素化して残します。

30日4時（日本時間）米FRBは1月のFOMCで政策金利の据え置きを決定しました。パウエル議長からは米経済は強く、連続利下げは一旦停止するという発言がありました。ドットチャートによると、2025年の利下げは4回から2回に低下しています。

現在の米政策金利は4.25％－4.5％です。

DeepSeekは中国のオープンソース生成AIです。これが米国優位を脅かすとして半導体株の売りに。

ポイントは最先端の半導体を使わず、安く、チャットGPTと同等の性能のAIを開発したということ。「AI開発に何兆円もいらない」ということ。マイクロソフトのナデラＣＥＯは「ディープシークには、幾つかの真の技術革新がある」と好意的な発言をしました。

オープンソースとは？コードを無償または低コストで公開し、誰でも利用や改変、再配布できるソフトウェア

オランダの半導体製造装置大手、ASMLの決算で受注が予想の2倍となりました。人工知能(AI)が同社の半導体製造装置に対する需要を押し上げていることを示しています。

1/24、日銀金融政策決定会合後に日銀は0.25%の利上げをしました。2％の物価上昇目標が安定し、賃金も上昇し、金融市場も安定していることが理由です。

現在の無担保コール翌日物レートは0.5%で、2025年末には0.75%〜1％にするというのが市場予想。本日の植田総裁の記者会見によると、日銀は今後も金融緩和の調整（利上げ）を続けていくスタンスです。次回の利上げについては7月というのが最多予想。

トランプ氏の動向。

米国への移民流入を放置しているメキシコとカナダについては25%の関税を検討。中国には10％の関税賦課を検討（できれば中国に対し関税を賦課したくない）。

ロシアについては「ウクライナとの戦争を終わらせなければ、関税と制裁を課さなければならなくなる」と牽制。24日、プーチン氏は「当時、トランプ政権であったならウクライナ戦争は起きなかった」と主張。OPECには石油価格の引き下げ、米国には利下げを要求するようです。

トランプ氏の政策

・輸入品に一律20％の関税・中国は最大60%

・法人税引き下げ（15％）

・不法移民排除

・石油・天然ガスの掘削拡大

・防衛費増額要求（日本GDP比2％超・台湾5％）

・米国の利下げ要求

日経平均株価
39016円

日経平均株価の日足チャートです。現在のPER16は39316円です。いまのところ、上値めどは12/27に実績のあるPER16.37の40226円です。もう少し上値余地があるように思えますが、この水準になると売られやすいので注意が必要です。

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日経平均のPERは歴史的に、11倍〜16倍のレンジで推移しています。

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