【予想】明日の日経平均株価はどうなる?(2024/9/6)

日経平均株価

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【予想・見通し】今日・明日の日経平均株価はどうなる?(2025/3/7)

9/5の夜です。

日経平均株価の現状把握と9/6の予測をします。

9/5の日経平均株価は-390.52円の36,657.09円となり続落です。前日の大幅下落を引きずる形で下落しました。円高も急激に進んできたので想定内です。

On September 5th, the Nikkei Stock Average continued to decline by 390.52 yen to 36,657.09 yen. The decline continued from the previous day’s sharp decline. The yen has also been appreciating rapidly, so this is within expectations.

相場環境把握

相場環境把握です。重要だと思われるものは簡素化して残します。

日銀はやはり利上げする

3日、日銀植田総裁は経済財政諮問会議で、「物価の見通しが実現していくとすれば引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整する」という発言をしました。

これまで日銀は年内利上げをしない、米国との金利差はさほど縮小しないことが市場のコンセンサスでしたが、この発言で一時143円台まで円高が進みました。

半導体規制に対する中国の報復

米国は中国に半導体規制をして、日本にもそれを求めている。日本が新たな対中貿易規制を導入した場合、中国は報復するようです。レアアースなどに制限が入る可能性があり半導体不足などが懸念されています。

中東情勢悪化

イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦交渉はまとまらず、 円高要因です。

米国は9月に利下げする

8/23のジャクソンホール会議でのパウエル議長の講演は9月利下げが確定的であることを示唆する内容でした。利下げ幅については経済指標次第。

0.25づつの小刻みな利下げは好材料ですが、景気後退懸念から一気に利下げした場合は下落材料になります。その場合は円高も進み日本株も大ダメージなので注視していく必要があります。

3日に発表されたISM製造業景気指数は5ヶ月連続で50を下回った(景気後退を示す)ため、米国株は大幅に下落。4日のJOLTS求人件数も予想を下振れで143円と円高へ。5日JOLTS求人は9.9万人で予想を大幅に下振れ、142円台と円高へ進みました。

7&i 買収

カナダの小売大手、アリマンタシォン・クシュタールがセブン&アイを買収提案。セブン&アイは政府に外為法で最も規制が厳しい「コア業種」への格上げを要請。つまり買収防衛措置を講じました。5日、セブン&アイは買収条件(6兆円規模)が不十分である旨を伝えるようです。

一応、日本企業の買収となれば円が買われるので、円高要因。

米国大統領選挙の行方

アメリカ大統領選挙、ハリスさんは中間層支援を手厚くすると明言。トランプなら円高、ハリスなら円安。

トランプさんハリスさん
輸入品に一律10%の関税中間層減税強化
法人税引き下げ(15%)法人税引き上げ(28%)財政難は×
石油・天然ガスの掘削拡大気候変動対策・クリーンエネルギー
防衛費増額要求(日本GDP比2%超・台湾5%)ミドルクラス(中流階級)の拡大
物価上昇住宅価格高騰防止
円安ドル高に懸念人工妊娠中絶の権利擁護
円高円安

🇺🇸米国大統領選挙は2024年11月5日(火)に投開票。第2回討論会は9月10日米東部夏時間午後9時(日本時間11日午前10時)に米ABCテレビ主催で開催されます。トランプさんは討論中相手のマイクをオフにすることで合意。

日経平均株価のチャート分析

日経平均株価
36657

日経平均株価の日足チャート

日経平均株価は急落して200日線よりも下です。8/2の高値を基準にすると半値下げが35100円前後なのでそこまで下げる可能性があります。金曜日の雇用統計で失業率の予想は4.2%ですが、前回の4.3%を超えるようなら、過度な利下げ観測から円高に進み日経平均は下落するでしょう。加えて17日から米FOMC、19日には日銀金政策決定会合もあるのでリスクオフになりやすいです。9月は株式にとって最悪の月というアノマリーもあるので手をださないほうが無難かもしれません。

The Nikkei Stock Average has fallen sharply and is below its 200-day line. Based on the high price of 8/2, the half price reduction is around 35,100 yen, so there is a possibility that the price could go down that much. According to Friday’s employment statistics, the unemployment rate is expected to be 4.2%, but if it exceeds the previous rate of 4.3%, the yen will appreciate due to expectations of excessive interest rate cuts, and the Nikkei average will fall. In addition, there will be a US FOMC meeting on the 17th and a Bank of Japan gold policy meeting on the 19th, so it’s easy to take risks off. There is an anomaly that September is the worst month for stocks, so it may be safer to stay away from it.

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日経平均株価のPER

日経平均株価の最新のPER・EPSも毎日確認。PER15台の適正株価が続いています。

Check the latest PER and EPS of the Nikkei Stock Average every day. The stock price continues to be at a reasonable PER of 15.

Google Chart
日付日経平均株価PEREPS
9/536,657.0915.192,413.24
9/437,047.6115.302,421.41
9/338,686.3115.942,427.00
9/238,700.8715.872,438.62

日経平均のPERは歴史的に、11倍〜16倍のレンジで推移しています。

日経平均株価の信用残高

日経平均株価の最新の信用残高も確認。暴落で買い残が1兆円減りました。信用倍率は5倍台に改善しました。

Also check the latest credit balance of Nikkei Stock Average. Due to the crash, the amount left over was reduced by 1 trillion yen. The credit multiple has improved to 5x.

Google Chart
日付売り残金額買い残金額信用倍率
8/306260億3兆980億6.36
8/236800億3兆9400億5.75
8/166500億3兆8500億5.90
8/95300億3兆9600億7.48
8/25580億4兆8700億8.72
7/266840億4兆9800億7.28
売り残・買い残は簡略化して表示

3倍から5倍程度で推移してきたので6倍、7倍は高いです。

日経平均の売買代金

本日の日経平均の売買代金は4.20兆円です。

Today’s Nikkei average trading value is 5.10trillion yen.

Google Chart

9月の重要イベント

9月の主要イベントはこちら

  • 03日(火)23:00 🇺🇸ISM製造業景気指数
  • 05日(木)21:15 🇺🇸ADP雇用者数
  • 05日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
  • 05日(木)23:00 🇺🇸ISM非製造業景気指数
  • 06日(金)21:30 🇺🇸雇用統計
  • 09日(月)21:30 🇺🇸CPI(消費者物価指数)
  • 12日(木)21:30 🇺🇸PPI(生産者物価指数)
  • 13日(金)23:00 🇺🇸ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)
  • 16日(月)21:30 🇺🇸ニューヨーク連銀製造業形式数
  • 17日(火)21:30 🇺🇸小売売上高
  • 17日(火)18日(水) 🇺🇸FOMC
  • 19日(木)🇺🇸政策金利発表
  • 19日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
  • 19日(木)・20日(金)日銀金融政策決定会合
  • 20日(金)日銀政策金利

※日時は日本時間を記載しています(アメリカとの時差14時間くらい)

以上です。

ISM(非)製造業景気指数↓

ADP雇用者数↓

雇用統計↓

CPI↓

JOLTS求人件数↓

PCEデフレータ↓

FOMC↓

小売売上高↓

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