↓最新の日経平均株価分析はこちらです
8月5日(月)の夜です
日経平均株価の現状把握と8月6日(火)の予測をします。本日の日経平均株価の下落率は12.40%で、ブラック・マンデー(-14.9%)に次ぐ歴史に残る暴落となりました・・
ブラック・マンデー(Black Monday)とは?1987年10月19日の月曜日にニューヨーク株式市場で起こった大暴落を指します。この日ダウ工業株30種平均は「22.6%」という下げ幅を記録、後日、日経平均株価は14.9%下げました
相場環境・気になること
相場環境把握です。継続して重要だと思われるものは簡素化して残しています
中東情勢悪化

30日夜、イスラエルがレバノンの首都ベイルートを空爆、イスラム教シーア派ヒズボラの最高幹部を殺害、31日午前2時ごろイスラム組織ハマスの最高幹部「ハニヤ氏」がイラン首都のテヘランで殺害されれた
→イラン最高指導者ハメネイ氏は、責任はイスラエルにあるとして直接攻撃を命じた。2日、米国はイランからの攻撃に備え、中東に艦船や戦闘機を派遣すると発表 → 情勢悪化の不透明感からリスクオフへ
= 中東は紛争拡大の瀬戸際にある
日銀の利上げ

日銀が31日に政策金利を0.25%に引き上げ。「経済・物価に影響がなければ徐々に金利を上げていく」と植田総裁→ドル円は円高決定!→140円台まで円高になって株価は大暴落・・
今度は「日銀は利上げできないのでは?」という見方が広がっています。(銀行株が下がっている原因もこれ)
米国の利下げと景気後退
米国FOMC声明では金利据え置き。9月に利下げが検討される可能性があると予想どおりの内容
ただし、米国に景気後退懸念が広がり米株も軟調。9月の利下げはいままでは考えられなかった0.5との見通しもでてきました。
ここでインフレが再燃するようなことがあればスタグフレーション(景気悪いのに物価上がる)となり株安になります・・
確トラ → 確ハリ?
トランプさんとハリスさんになった場合に考えられること
トランプさん | ハリスさん |
輸入品に一律10%の関税 | 利下げに慎重 |
物価上昇→利下げしずらい | 減税しない(財政難は×) |
法人税減税(15%・無理なら20%) | 気候変動対策・クリーンエネルギー |
防衛費増額要求(日本GDP比2%超・台湾5%) | ミドルクラス(中流階級)の拡大 |
石油・天然ガスの掘削拡大 | 低コスト児童保育 |
円安ドル高に懸念→円高へ | 人工妊娠中絶の権利擁護 |
tough guy! | 住宅価格高騰防止 |
🇺🇸米国大統領選挙は2024年11月5日(火)に投開票。第2回討論会は9月10日の予定でしたが、トランプさんが「9月4日にFOXニュースで実施」とリスケ。ハリスさんは同意せず
日経平均株価のチャート分析
8月2日の日経平均は-4,451.28円の31,458.42円と続落。日足チャートを確認します

大陰線でした。「売りの大勝利」です
日経平均株価の現状をまとめると
- 移動平均線 25MA>75MA>5MA>200MA>株価(200日も大きく下回った)
- 一目均衡表 雲の下がレジスタンス(抵抗)になる
- 下落率 8/5の高値から-26.56%
−30%まで下げる可能性があると予想していましたがやはり下げてきました。今日で高値から-26.5%なので、まだ下がありそうです。
ただし、PERが13程度まで下がって割安感がでてきたのと、先物が戻してきているので明日は一旦反発がありそうです

日経平均先物CMEは30370円(-28.40%)まで下落、ここが一旦の底(1番目)だと思います。ただ、その後30000円を超えて下落した場合は26500円までの下落が予想されます・・
予想:高値は35700、安値は28921、終値は予想できません・・
TradingViewは最高のチャートツールです。有料プランを購読した時に、ボーナスとして最大15ドルを獲得できますので、ぜひこちらのリンクからご登録ください TradingViewを確認してみる
日経平均株価のPER
日経平均株価の最新のPER・EPSも毎日確認。7月はPER17を超えて推移してきたのが14台に・・本日は13程度まで落ちてきているはずです
日付 | 日経平均株価 | PER | EPS |
8/2 | 35,909.70 | 14.90 | 2,410.05 |
8/1 | 38,126.33 | 15.83 | 2,408.49 |
7/31 | 39,101.82 | 16.44 | 2,378.46 |
7/30 | 38,525.95 | 16.25 | 2,370.83 |
7/29 | 38,468.63 | 16.27 | 2,364.39 |
7/26 | 37,667.41 | 15.91 | 2,367.53 |
7/25 | 37,869.51 | 16.00 | 2,366.84 |
7/24 | 39,154.85 | 16.54 | 2,367.28 |
7/23 | 39,594.39 | 16.77 | 2,361.03 |
7/22 | 39,594.39 | 16.81 | 2,355.68 |
7/19 | 40,063.79 | 17.00 | 2,356.69 |
7/18 | 40,126.35 | 17.06 | 2,352.07 |
7/17 | 41,097.69 | 17.38 | 2,364.65 |
日経平均のPERは歴史的に、11倍〜16倍のレンジで推移しています。
日経平均株価の信用残高
日経平均株価の最新の信用残高も確認。信用倍率は6倍を超えて推移
日付 | 売り残金額 | 買い残金額 | 信用倍率 |
7/26 | 6840億 | 4兆9800億 | 7.28 |
7/19 | 7600億 | 4兆9300億 | 6.48 |
7/12 | 7830億 | 4兆7880億 | 6.11 |
7/5 | 8010億 | 4兆7100億 | 5.88 |
6/28 | 7240億 | 4兆7500億 | 6.56 |
6/21 | 7610億 | 4兆9000億 | 6.45 |
6/14 | 7600億 | 4兆8700億 | 6.40 |
6/7 | 7390億 | 4兆8200億 | 6.52 |
3倍から5倍程度で推移してきたので6倍、7倍は高いです。
日経平均の売買代金
本日の日経平均の売買代金は7.96兆円です
7月の重要イベント
8月の注目イベントはこちら。
- 01日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
- 01日(木)23:00 🇺🇸ISM製造業景気指数
- 02日(金)21:30 🇺🇸雇用統計
- 05日(月)23:00 🇺🇸ISM非製造業景気指数
- 08日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
※日時は日本時間を記載しています(アメリカとの時差14時間くらい)
以上です。
ISM(非)製造業景気指数↓
雇用統計↓
PCEデフレータ↓
JOLTS求人件数↓
FOMC↓
小売売上高↓
CPI↓
コメント