↓最新の日経平均株価分析はこちらです
12/23の日経平均株価は反発。3営業日ぶりに39000円を奪還して引けました。
相場環境把握
相場環境把握です。重要だと思われるものは簡素化して残します。
円安が進んでいる
ドル円は156円まで調整したものの、再び157円を回復。158円を超えると為替介入がチラつくので海外勢が日本株を買うには絶好の水準と見られます。
日産とホンダの経営統合
ホンダと日産自動車が経営統合を進めていて、実現すれば出荷台数700万台の世界第3位の自動車会社が誕生です。(1位:トヨタ・2位:フォルクスワーゲン・3位:ニッサンダ?)
トランプ氏パナマ運河の値下げを要求
トランプ大統領はパナマ運河の通行料が「ぼったくり」だとして値下げを要求。応じなければ米国に返還を求めるとのこと。(パナマ運河の最大の顧客は米国で貨物の75%を占めている)三菱自動車も合流するようですね。
米国は12月利下げした
米国は12月のFOMCで0.25bpの利下げを決定。ただし、来年の利下げ観測は4回から2回に低下したようです。(ドットチャートを確認)これをうけて米国主要3指数は3%ほどの大幅下落。
現在の米政策金利は4.5%-4.5%です。
日銀は12月利上げ見送り
日銀は12月の利上げを見送りました。日銀植田総裁は「利上げにはもう一段ほしい」とし、来年の春闘のモメンタムも参考にしたいとのこと。ハト的であり、先物主導で大きく下げていた日本株は下げ渋りました。
日銀の現在の無担保コール翌日物レートは0.25%です。これをあと2回利上げして2025年末には0.75%にするというのが市場予想。
トランプ氏関税強化
25日、トランプ氏は中国に10%追加関税、メキシコとカナダに25%の関税を課すと発表。市場はリスクオフに。これはインフレ要因で利下げがしずらくなるためドル高材料ですが、報復関税があればドル安材料。
トランプ氏の政策としては以下のとおりです。
トランプ氏の政策 |
・輸入品に一律20%の関税・中国は最大60% |
・法人税引き下げ(15%) |
・不法移民排除 |
・石油・天然ガスの掘削拡大 |
・防衛費増額要求(日本GDP比2%超・台湾5%) |
・トランプ氏はドル安論者だが、関税をあげればドル高になりそう |
日経平均株価のチャート分析
日経平均株価
39161円
日経平均/日足チャート

日経平均株価の日足チャートです。5MAを超え、株価はすべての移動平均線の上に位置しています。日足のパラボリックは陰転しており、40000円を超えるまでは安心できません。気になるのは需給が改善してきているということです。信用売り残が8140億で高い水準です。つまり、株価が上昇すると売りが清算され、ショートカバーで上昇が加速する可能性があります。
TradingViewは最高のチャートツールです。有料プランを購読した時に、ボーナスとして最大15ドルを獲得できますので、ぜひこちらのリンクからご登録ください TradingViewを確認してみる
日経平均株価のPER
日経平均株価の最新のPER・EPSも毎日確認。PER15倍程度の適正株価が続いています。
日付 | 日経平均株価 | PER | EPS |
12/20 | 38,701.90 | 15.61 | 2,479.30 |
12/19 | 38,701.90 | 15.68 | 2,479.30 |
12/18 | 39,081.71 | 15.73 | 2,484.53 |
12/17 | 39,364.68 | 15.79 | 2,493.01 |
12/16 | 39,457.49 | 15.84 | 2,491.00 |
12/13 | 39,470.44 | 15.87 | 2,487.11 |
12/12 | 39,849.14 | 16.05 | 2,482.81 |
日経平均のPERは歴史的に、11倍〜16倍のレンジで推移しています。
日経平均株価の信用残高
日経平均株価の最新の信用残高も確認。10月からの推移を見ると、売り残が6000億から8000億に増加して需給が改善傾向です。これは上昇の燃料となるので、良い流れです。
日付 | 売り残金額 | 買い残金額 | 信用倍率 |
12/13 | 8140億 | 4兆2050億 | 5.16 |
12/6 | 7000億 | 4兆2400億 | 6.02 |
11/29 | 7280億 | 4兆3500億 | 5.98 |
11/22 | 6480億 | 4兆2400億 | 6.53 |
11/15 | 6250億 | 3兆0260億 | 6.53 |
11/8 | 5980億 | 3兆9830億 | 6.66 |
11/1 | 5260億 | 4兆1500億 | 7.88 |
10/25 | 5920億 | 4兆0960億 | 6.91 |
10/18 | 6170億 | 4兆0650億 | 6.58 |
10/11 | 6260億 | 3兆9600億 | 6.33 |
3倍から5倍程度で推移してきたので6倍、7倍は高いです。
日経平均の売買代金
本日の日経平均の売買代金は3.5兆円です。
12月の重要イベント
12月の主要イベントはこちら
- 2日(月)24:00 🇺🇸ISM製造業景気指数
- 4日(水)21:15 🇺🇸ADP雇用者数
- 4日(水) 24:00 🇺🇸ISM非製造業景気指数
- 4日(水)27:45 🇺🇸FRBパウエル議長発言
- 5日(木)22:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
- 6日(金)22:30 🇺🇸雇用統計
- 6日(金)24:00 🇺🇸ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)
- 11日(水)22:30🇺🇸CPI
- 12日(木)22:30🇺🇸PPI
- 13日(金)8:50 🇯🇵日銀短観
- 16日(月)22:30 🇺🇸ニューヨーク連銀製造業景気指数
- 17日(火)・18日(水) 🇺🇸FOMC
- 18(水)・19日(木)🇯🇵日銀金融政策決定会合
- 20(金)8:30 🇯🇵CPI(消費者物価指数)
- 20(金)22:30 🇺🇸PCEデフレータ
- 20(金)24:00 🇺🇸ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)
- 31(火)23:00 🇺🇸S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(前年比)
※日時は日本時間を記載しています(アメリカとの時差14時間くらい)
以上です。
コメント