↓最新の日経平均株価分析はこちらです
11/14の日経平均株価は-185.96円(-0.48%) の38,535.70 円と続落。ドル円は156円を超えて円安に。共和党のトリプルレッドが主要因のようです。円安も追い風にならず、3日続落です。
相場環境把握
相場環境把握です。重要だと思われるものは簡素化して残します。
日銀は12月に利上げする?
日銀の利上げに対する基本姿勢は「金融資本市場が不安定な中で利上げをすることはないが、経済・物価が日銀の見通しに沿って推移すれば利上げを進める」です。しかし、金融正常化(利上げ)しようとすると世界同時株安が起きるのでできない。
しかし、円安が過度に進めば話は別です。
日本の10年物国債利回りは1%を超えてきました。ドル円が156円を超えて円安に進んでいるので「日銀が利上げするのでは?」という警戒が高まっています。日銀の現在の無担保コール翌日物レートは0.25%で、次回の利上げは12月、もしくは1月というのが濃厚です。
米国12月利下げ観測高まる
米国は9月のFOMCで0.5bpの大幅利下げをして、11月のFOMCで0.25bpの利下げをしました。13日発表の米CPIはすべて予想と一致でしたが前年比が前年比2.6%上昇で前月の2.4%からは加速。12月のFOMCの利下げ観測は高まりました。
現在の米政策金利は4.5%-4.75%です。
ウクライナ戦争終結?
大統領選に勝利したトランプ大統領はウクライナ・ロシアと電話会談。戦争拡大しないように忠告。そもそも自分がいればこの戦争は起きなかったと豪語するトランプ氏です。両国の戦争終結の切り札となるでしょうか?戦争終結となれば物価が下がり、円高材料になりそうです。
米国大統領選挙
米国大統領選選挙はトランプ氏の大勝利。上院の過半数が共和党、下院でも過半数をとりました。つまり大統領・上院・下院の3つが共和党というオールレッドとなり「関税引き上げ」などトランプ氏の政策が通りやすくなります。となるとインフレ警戒が強まり、円安になることが予測されます。
トランプ氏の政策 |
・輸入品に一律20%の関税・中国は最大60% |
・法人税引き下げ(15%) |
・不法移民排除 |
・石油・天然ガスの掘削拡大 |
・防衛費増額要求(日本GDP比2%超・台湾5%) |
・トランプ氏はドル安論者だが、関税をあげればドル高になりそう |
中東情勢
7日、イスラエルのネタニヤフ首相はトランプ氏と電話会談し「イランの脅威」について協議。協力することで一致したとのこと。親イスラエルのトランプ大統領は早期の戦闘終結のために協力し、イスラエルがより強硬になるという見方もあります。
日経平均株価のチャート分析
日経平均株価
38535円
日経平均/日足チャート

日経平均株価の日足チャートです。陰線が3本並び、株価は25MAと75MAの間です。米国の長期金利4%後半で高止まりしていること、トランプ政権による未来の不確実性、決算でEPSが底上げされないことがネックになっていそうです。37700円でサポートされそうですがこれを下回ると厳しいですね。
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日経平均株価のPER
日経平均株価の最新のPER・EPSも毎日確認。PER15倍程度の適正株価が続いています。
日付 | 日経平均株価 | PER | EPS |
11/13 | 38,721.66 | 15.93 | 2,430.74 |
11/12 | 39,376.09 | 16.19 | 2,432.12 |
11/11 | 39,533.32 | 16.19 | 2,441.84 |
11/8 | 39,533.32 | 16.22 | 2,435.29 |
11/7 | 39,381.41 | 16.08 | 2,449.09 |
11/6 | 39,480.67 | 15.91 | 2,481.50 |
11/5 | 38,474.90 | 15.58 | 2,469.51 |
11/1 | 38,053.67 | 15.48 | 2,458.25 |
10/31 | 39,081.25 | 15.76 | 2,479.77 |
10/30 | 39,277.39 | 15.84 | 2,479.63 |
10/29 | 38,903.68 | 15.66 | 2,484.27 |
10/28 | 38,605.53 | 15.52 | 2,487.47 |
10/25 | 37,913.92 | 15.28 | 2,481.28 |
10/24 | 38,143.29 | 15.37 | 2,481.67 |
10/23 | 38,104.86 | 15.38 | 2,477.56 |
10/22 | 38,411.96 | 15.45 | 2,486.21 |
10/21 | 38,954.60 | 15.61 | 2,495.49 |
10/18 | 38,981.75 | 15.65 | 2,490.85 |
10/17 | 38,911.19 | 15.64 | 2,487.93 |
日経平均のPERは歴史的に、11倍〜16倍のレンジで推移しています。
日経平均株価の信用残高
日経平均株価の最新の信用残高も確認。信用倍率は6.66倍と少し下がりましたがまだ高いですね。
日付 | 売り残金額 | 買い残金額 | 信用倍率 |
11/8 | 5980億 | 3兆9830億 | 6.66 |
11/1 | 5260億 | 4兆1500億 | 7.88 |
10/25 | 5920億 | 4兆0960億 | 6.91 |
10/18 | 6170億 | 4兆0650億 | 6.58 |
10/11 | 6260億 | 3兆9600億 | 6.33 |
10/4 | 5716億 | 3兆9300億 | 6.88 |
9/27 | 6330億 | 3兆8110億 | 6.02 |
9/20 | 7270億 | 3兆9800億 | 5.48 |
9/13 | 6270億 | 4兆0850億 | 6.51 |
9/6 | 6080億 | 4兆1000億 | 6.75 |
8/30 | 6260億 | 3兆9800億 | 6.36 |
8/23 | 6800億 | 3兆9400億 | 5.75 |
8/16 | 6500億 | 3兆8500億 | 5.90 |
8/9 | 5300億 | 3兆9600億 | 7.48 |
8/2 | 5580億 | 4兆8700億 | 8.72 |
7/26 | 6840億 | 4兆9800億 | 7.28 |
3倍から5倍程度で推移してきたので6倍、7倍は高いです。
日経平均の売買代金
本日の日経平均の売買代金は4.61兆円です。
11月の重要イベント
11月の主要イベントはこちら
- 01日(金)21:30 🇺🇸雇用統計
- 01日(金)23:00 🇺🇸ISM製造業景気指数
- 05日(火)米大統領選
- 06日(水)00:00 🇺🇸ISM非製造業景気指数
- 06日(水)・07日(木) 🇺🇸FOMC
- 07日(木)22:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
- 08日(金) 4:00 🇺🇸FRB政策金利
- 09日(土) 🇺🇸ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)
- 13日(水)22:30 🇺🇸CPI(消費者物価指数)
- 14日(木)22:30 🇺🇸PPI(生産者物価指数)
- 15日(金)5:00 🇺🇸パウエルFRB議長発言
- 15日(金)8:50 🇯🇵実質GDP
- 15日(金)22:30 🇺🇸小売売上高
- 15日(金)22:30 🇺🇸ニューヨーク連銀製造業景気指数
※日時は日本時間を記載しています(アメリカとの時差14時間くらい)
以上です。
ローソク足パターン↓
CPI↓
FOMC↓
雇用統計↓
ADP雇用者数↓
PCEデフレータ↓
ISM(非)製造業景気指数↓
JOLTS求人件数↓
小売売上高↓
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