↓最新の日経平均株価分析はこちらです
10/31の夜です。
日経平均株価の現状把握と11/1の予測をします。
10/31の日経平均株価は-196.14円 (-0.50%) の39,081.25 円と反落。一時400円を超えて下落したものの、後場後半には下げ渋り、下げ幅を縮小しました。
相場環境把握
相場環境把握です。重要だと思われるものは簡素化して残します。
日銀は現状維持
日銀の利上げに対する基本姿勢は「金融資本市場が不安定な中で利上げをすることはないが、経済・物価が日銀の見通しに沿って推移すれば利上げを進める」です。でも金融正常化(利上げ)しようとすると世界同時株安が起きるからなかなかできません。大統領選が控えているからなおさらです。
本日31日の日銀会合では予想どおり金利据え置き、0.25%維持でした。でも植田総裁は「時間的余裕がある」という文言は使いませんでした。米国の経済指標は良好になっている。だから米経済へのリスクに注目するのはやめて普通の金融政策の決定に戻るという発言をしました。これがタカ派(利上げに積極的)とうけとめられて円買いにつながっています。
衆院選与党過半数割れ
27日の衆院選は自民党・公明党の与党が過半数割れという惨敗。与党は国民民主党と連立すれば過半数を超えますが、連立はしないそうです。つまり議案がスムーズに通らない可能性が高くなるので政治不安に。
ドル円は一旦の天井か?
ドル円は161円から9/16の139円までの下落の0.618戻しを達成しましたが、10/28につけた直近高値の153.877円を超えられず、10/29に153.862円で下落を開始。下げ幅を拡大して152円台です。
米国の11月利下げ幅
米国は9月のFOMCで0.5bpの大幅利下げをしましたが、次の焦点は11月の利下げ幅。0.25bpと0.5bpの利下げが考えられますが、昨今の経済指標は「米国経済は強い」ことを示しているので利下げなしという選択肢も浮上。目先、米長期金利は高止まりしています。
中東情勢悪化
26日にイスラエルはイランの軍事目標へ攻撃。当初よりも限定的な報復になったのはアメリカが暗躍しえいるそうです。バイデンさんの外交努力。
米国大統領選挙の行方
アメリカ大統領選挙、トランプ氏は関税引き上げを擁護、ハリス氏は中間層支援を手厚くすると明言。トランプ氏の当選確率が高まっていますが、トランプ氏が当選して関税が引き上がればインフレで金利が高止まりしてドル高要因です。150円が定着するかもしれませんね。
トランプさん | ハリスさん |
輸入品に一律20%の関税・中国は最大60% | 中間層減税強化 |
法人税引き下げ(15%) | 法人税引き上げ(28%)財政難は× |
石油・天然ガスの掘削拡大 | 気候変動対策・クリーンエネルギー |
防衛費増額要求(日本GDP比2%超・台湾5%) | ミドルクラス(中流階級)の拡大 |
関税を上げるので物価上昇 | 住宅価格高騰防止 |
ドル安論者だが、関税で円高になりそう | 人工妊娠中絶の権利擁護 |
🇺🇸米国大統領選挙は2024年11月5日(火)に投開票です。
日経平均株価のチャート分析
日経平均株価
39081円
日経平均/日足チャート

日経平均株価の日足チャートです。株価は上向きの25MAに支えられています。パラボリックも陽転してきたのでチャート上は上昇が期待できそう。ただし、昨夜から為替が円高方面へ進んでいること、11月初めには米雇用統計(11/1)、大統領選(11/5)が控えていることから、油断ができない状況です。米国株も大統領選を控えて軟調なので、今夜もそうであればリスクオフで明日は下落して始まると思います。
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日経平均株価のPER
日経平均株価の最新のPER・EPSも毎日確認。PER15倍程度の適正株価が続いています。これでは明確な買い場がないですね。
日付 | 日経平均株価 | PER | EPS |
10/30 | 39,277.39 | 15.84 | 2,479.63 |
10/29 | 38,903.68 | 15.66 | 2,484.27 |
10/28 | 38,605.53 | 15.52 | 2,487.47 |
10/25 | 37,913.92 | 15.28 | 2,481.28 |
10/24 | 38,143.29 | 15.37 | 2,481.67 |
10/23 | 38,104.86 | 15.38 | 2,477.56 |
10/22 | 38,411.96 | 15.45 | 2,486.21 |
10/21 | 38,954.60 | 15.61 | 2,495.49 |
10/18 | 38,981.75 | 15.65 | 2,490.85 |
10/17 | 38,911.19 | 15.64 | 2,487.93 |
日経平均のPERは歴史的に、11倍〜16倍のレンジで推移しています。
日経平均株価の信用残高
日経平均株価の最新の信用残高も確認。信用倍率は6倍台です。
日付 | 売り残金額 | 買い残金額 | 信用倍率 |
10/25 | 5920億 | 4兆0960億 | 6.91 |
10/18 | 6170億 | 4兆0650億 | 6.58 |
10/11 | 6260億 | 3兆9600億 | 6.33 |
10/4 | 5716億 | 3兆9300億 | 6.88 |
9/27 | 6330億 | 3兆8110億 | 6.02 |
9/20 | 7270億 | 3兆9800億 | 5.48 |
9/13 | 6270億 | 4兆0850億 | 6.51 |
9/6 | 6080億 | 4兆1000億 | 6.75 |
8/30 | 6260億 | 3兆9800億 | 6.36 |
8/23 | 6800億 | 3兆9400億 | 5.75 |
8/16 | 6500億 | 3兆8500億 | 5.90 |
8/9 | 5300億 | 3兆9600億 | 7.48 |
8/2 | 5580億 | 4兆8700億 | 8.72 |
7/26 | 6840億 | 4兆9800億 | 7.28 |
3倍から5倍程度で推移してきたので6倍、7倍は高いです。
日経平均の売買代金
本日の日経平均の売買代金は4.97兆円です。
11月の重要イベント
11月の主要イベントはこちら
- 01日(金)21:30 🇺🇸雇用統計
- 01日(金)23:00 🇺🇸ISM製造業景気指数
- 06日(水)23:00 🇺🇸ISM非製造業景気指数
- 06日(水)・07日(木) 🇺🇸FOMC
- 07日(木)22:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
- 08日(金) 4:00 🇺🇸FRB政策金利
- 09日(土) 🇺🇸ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)
※日時は日本時間を記載しています(アメリカとの時差14時間くらい)
以上です。
雇用統計↓
FOMC↓
ADP雇用者数↓
PCEデフレータ↓
CPI↓
ISM(非)製造業景気指数↓
JOLTS求人件数↓
FOMC↓
小売売上高↓
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