↓最新の日経平均株価分析はこちらです
10/30の夜です。
日経平均株価の現状把握と10/31の予測をします。
10/30の日経平均株価は+373.71 (+0.96%) 円の39,277.39円と続伸。選挙後の政治不安はあるものの、好決算企業を中心に買いが入りました。米国のハイテク決算が良好で、AI需要が期待されたことも一因と思われます。
相場環境把握
相場環境把握です。重要だと思われるものは簡素化して残します。
衆院選与党過半数割れ
27日の衆院選は自民党・公明党の与党が過半数割れという惨敗。与党は国民民主党と連立すれば過半数を超えますが、連立はしないそうです。つまり議案がスムーズに通らない可能性が高くなるので政治不安に。
ドル円は一旦の天井か?
ドル円は161円から9/16の139円までの下落の0.618戻しを達成。日本株が上昇しているのでそのヘッジとして円が買われるので円安になりがち。米国の長期金利上昇でドルが買われがち。
ですが、10/28につけた直近高値の153.877円を超えられず、10/29に153.862という僅かに届かない高値をつけて下落しました。その後にJOLTS求人件数も弱かったことからさらに下落。現在152円台後半です。円高への流れが生まれています。
米国の11月利下げ幅
米国は9月のFOMCで0.5bpの大幅利下げをしましたが、次の焦点は11月の利下げ幅。0.25bpと0.5bpの利下げが考えられますが、昨今の経済指標は「米国経済は強い」ことを示しているので利下げなしという選択肢も浮上。目先、米長期金利は高止まりしています。
中東情勢悪化
26日にイスラエルはイランの軍事目標へ攻撃。当初よりも限定的な報復になったのはアメリカが暗躍しえいるそうです。バイデンさんの外交努力。
日銀は現状維持
日銀の利上げに対する基本姿勢は「金融資本市場が不安定な中で利上げをすることはないが、経済・物価が日銀の見通しに沿って推移すれば利上げを進める」です。
10月31日の日銀会合では金利据え置きという予想です。政府からも「デフレ脱却を最優先にする」という圧力がかかっているし円安継続でしょうか?
米国大統領選挙の行方
アメリカ大統領選挙、トランプ氏は関税引き上げを擁護、ハリス氏は中間層支援を手厚くすると明言。トランプ氏の当選確率が高まっていますが、トランプ氏が当選して関税が引き上がればインフレで金利が高止まりしてドル高要因です。150円が定着するかもしれませんね。
トランプさん | ハリスさん |
輸入品に一律20%の関税・中国は最大60% | 中間層減税強化 |
法人税引き下げ(15%) | 法人税引き上げ(28%)財政難は× |
石油・天然ガスの掘削拡大 | 気候変動対策・クリーンエネルギー |
防衛費増額要求(日本GDP比2%超・台湾5%) | ミドルクラス(中流階級)の拡大 |
関税を上げるので物価上昇 | 住宅価格高騰防止 |
ドル安論者だが、関税で円高になりそう | 人工妊娠中絶の権利擁護 |
🇺🇸米国大統領選挙は2024年11月5日(火)に投開票です。
日経平均株価のチャート分析
日経平均株価
39277円
日経平均/日足チャート

日経平均株価の日足チャートです。株価は25MAの上にあり25MAも上向きです。39400円で上値をおさえられましたが、明日31日には39850円前後までの上昇の可能性が高いです。ただし、日銀金融政策会合の結果発表があるので様子見ムードとなりそう。小幅な上昇になると思われます。
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日経平均株価のPER
日経平均株価の最新のPER・EPSも毎日確認。PER15倍程度の適正株価が続いています。
日付 | 日経平均株価 | PER | EPS |
10/29 | 38,903.68 | 15.66 | 2,484.27 |
10/28 | 38,605.53 | 15.52 | 2,487.47 |
10/25 | 37,913.92 | 15.28 | 2,481.28 |
10/24 | 38,143.29 | 15.37 | 2,481.67 |
10/23 | 38,104.86 | 15.38 | 2,477.56 |
10/22 | 38,411.96 | 15.45 | 2,486.21 |
10/21 | 38,954.60 | 15.61 | 2,495.49 |
10/18 | 38,981.75 | 15.65 | 2,490.85 |
10/17 | 38,911.19 | 15.64 | 2,487.93 |
日経平均のPERは歴史的に、11倍〜16倍のレンジで推移しています。
日経平均株価の信用残高
日経平均株価の最新の信用残高も確認。信用倍率は6倍台です。
日付 | 売り残金額 | 買い残金額 | 信用倍率 |
10/25 | 5920億 | 4兆0960億 | 6.91 |
10/18 | 6170億 | 4兆0650億 | 6.58 |
10/11 | 6260億 | 3兆9600億 | 6.33 |
10/4 | 5716億 | 3兆9300億 | 6.88 |
9/27 | 6330億 | 3兆8110億 | 6.02 |
9/20 | 7270億 | 3兆9800億 | 5.48 |
9/13 | 6270億 | 4兆0850億 | 6.51 |
9/6 | 6080億 | 4兆1000億 | 6.75 |
8/30 | 6260億 | 3兆9800億 | 6.36 |
8/23 | 6800億 | 3兆9400億 | 5.75 |
8/16 | 6500億 | 3兆8500億 | 5.90 |
8/9 | 5300億 | 3兆9600億 | 7.48 |
8/2 | 5580億 | 4兆8700億 | 8.72 |
7/26 | 6840億 | 4兆9800億 | 7.28 |
3倍から5倍程度で推移してきたので6倍、7倍は高いです。
日経平均の売買代金
本日の日経平均の売買代金は7.96兆円です。
10月の重要イベント
10月の主要イベントはこちら
- 01日(火)8:50 🇯🇵日銀短観
- 01日(火)23:00 🇺🇸ISM製造業景気指数
- 02日(水)21:15 🇺🇸ADP雇用者数
- 03日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
- 03日(木)23:00 🇺🇸ISM非製造業景気指数
- 04日(金)21:30 🇺🇸雇用統計
- 08日(火)21:30 🇺🇸貿易収支
- 10日(木)3:00 🇺🇸FOMC議事録公表
- 10日(木)21:30 🇺🇸CPI(消費者物価指数)
- 10日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
- 11日(金)21:30 🇺🇸PPI(生産者物価指数)
- 11日(金)23:00 🇺🇸ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)
- 15日(火)21:30 🇺🇸ニューヨーク連銀製造業景気指数
- 17日(木)21:30 🇺🇸小売売上高
- 17日(木)21:30 🇺🇸フィラデルフィア連銀景況指数
- 18日(金) 8:30 🇯🇵CPI(消費者物価指数)
- 18日(金)21:30 🇺🇸住宅建築許可件数
- 18日(金)21:30 🇺🇸住宅着工件数
- 22日(火)21:30 🇺🇸リッチモンド連銀製造業指数
- 23日(水)23:00 🇺🇸中古住宅販売件数
- 24日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
- 24日(木)23:00 🇺🇸新築住宅販売件数
- 25日(金)23:00 🇺🇸ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)
- 29日(火)22:00 🇺🇸ケースシラー住宅価格
- 29日(火)23:00 🇺🇸コンファレンスボード消費者信頼感指数
- 30日(水)21:15 🇺🇸ADP雇用者数
- 30日(水)21:30 🇺🇸実質GDP
- 31日(木)21:30 🇺🇸PCEデフレータ
- 31日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
- 30日(水)・31日(木)🇯🇵日銀金融政策決定会合
※日時は日本時間を記載しています(アメリカとの時差14時間くらい)
以上です。
ADP雇用者数↓
PCEデフレータ↓
CPI↓
FOMC↓
ISM(非)製造業景気指数↓
雇用統計↓
JOLTS求人件数↓
FOMC↓
小売売上高↓
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