↓最新の日経平均株価分析はこちらです
Photo: The Wall Street Journal
7月16日(火)の朝更新です。
日経平均株価の現状把握と7月16(火)の予測をします。
気になっていること
直近で気になっていることです。(継続して気になっていることは簡素化して残します)
トランプ氏の銃撃事件

バイデン氏(81)のパフォーマンス低下。トランプ氏(78)は13日、ペンシルベニア州バトラーでの暗殺未遂事件で被弾。血を流しながらも、拳を振り上げ「戦え!」と発言
極限状態でのトランプ氏の勇気・強さ・リーダーとしての威厳。イーロン・マスクもトランプ氏の支持を表明し献金。世界中が「確トラ」で動きはじめるのか?トランプ氏はバンス議員(39)を副大統領候補として選出
確トラ→ 減税?防衛費増額?金融業界の規制緩和?ウクライナ戦争仲裁?
🇺🇸米国大統領選挙は2024年11月5日(火)に投開票。民主党全国大会は8月19日ー22日、第2回討論会は9月10日の予定
フランス政情不安継続
フランスは議会解散→極右政党・国民連合(RN)のルペン氏が政権を握る可能性が浮上
→7/7 決戦投票、予想外に左派連合「新人民戦線」が最大勢力になる見通し。極右政党・国民連合(RN)は第3党に。力をもつ政党不在で政治状況は不安的継続
政治の混乱と不確実性はマーケットに多大な影響を与える!
欧州危機がなぜ日本株に影響するのか?→ ①海外投資家の欧州の割合は非常に高い(2023年は海外投資家の8割が欧州)②欧州で何かあればリスク回避的になり、日本株への投資意欲は低下する
日銀の7月利上げ
①国債買い入れ減額は次回(7月30日・31日)へ先送り②減額するなら相応の規模で③7月の日銀会合での利上げは十分ありえるという日銀植田総裁
国債減額については下限が2-3兆円ではないかという憶測あり
米国の9月利下げ
米国の9月利下げ観測が加速。7/11のCPIは全ての数値が予想を下振れ。前年比の過去1年間の推移をみるとインフレの減速は明らか↓パウエルさんも4-6の指標をみて「インフレが2%にむけて低下しているという自信を当局は深めた」と発言
米ISM製造業景気指数、非製造業は予想を下回り50以下。50が景気良し悪しの目安→景気減速を示唆する数値が続く
指標 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 |
ISM製造業景気指数 | 50.3. | 49.2 | 48.7 | 48.5 |
ISM非製造業景気指数 | 51.4 | 49.4 | 53.8 | 48.8 |
雇用統計6月分の失業率は4.1%と上昇。4%を超え利下げ材料となりそう
米国の9月利下げの可能性はあると思います
日経平均株価のチャート分析
47月11日の日経平均は-1,033円の41,190円と4日ぶり反落。日足チャートを確認します

大陰線でした。「売り方の大勝利」です
現在、株価は5MAを割り込みました。バンドウォーク(ボリンジャーバンド(赤い線2σとオレンジの線1σ)に沿う強烈なトレンド)はギリギリ継続中
BBボリンジャーバンドってなに?「価格の大半がバンドの中に収まる」という統計学を応用したテクニカル指標の。+-2σ(シグマ)の範囲に収まる確率は95.4%(上のチャートの1番上の赤いラインが+2σです)
ただし天井サインであるアイランドリバーサルが出現してしまいました
アイランドリバーサルとは?テクニカルチャート上で離れ小島のような形になっている状態を示します。例:株価が窓を空けて上昇(下落)し、翌日に窓を空けて下落(上昇)したときにはアイランドリバーサルが出現したことになります
テクニカル上は下目線ですが、大きく窓をあけて下落したので自律反発があること、日経先物が戻していることから一度上に向かうが上ヒゲをつけて落ちてくるというのが私の見立てです

米国3指数の12日の日足が上影陽線なのもすごく気になっています・・今夜大丈夫かな?
で、7/16日(火)の予想は上昇です。さすがに1000円は下げすぎ
予想:高値は42110、安値は41700、終値は41148あたり
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日経平均株価のPER
日経平均株価の最新のPER・EPSも毎日確認。7月はPER17を超えて推移。ここ数年の天井であるPER17.74は上限目安となりそうなので要チェックです
現在 PER18は42932・PER17.74は42312・PER17は40547です
日付 | 日経平均株価 | PER | EPS |
7/12 | 41,190.68 | 17.27 | 2,385.10 |
7/11 | 42,224.02 | 17.58 | 2,401.82 |
7/10 | 41,831.99 | 17.46 | 2,395.88 |
7/9 | 41,580.17 | 17.36 | 2,395.17 |
7/8 | 40,780.70 | 17.17 | 2,375.11 |
7/5 | 40,912.37 | 17.28 | 2,367.61 |
7/4 | 40,913.65 | 17.35 | 2,358.14 |
7/3 | 40,580.76 | 17.16 | 2,364.85 |
7/2 | 40,074.69 | 17.06 | 2,349.04 |
7/1 | 39,631.06 | 16.84 | 2,353.39 |
6/28 | 39,583.08 | 16.74 | 2,364.58 |
日経平均のPERは歴史的に、11倍〜16倍のレンジで推移しています。
日経平均株価の信用残高
日経平均株価の最新の信用残高も確認。売り残が+10.59%、買い残が-0.76%。7月に入り、需給は改善してきました。信用倍率が3倍〜4倍くらいになってくれたらよいですね
日付 | 売り残金額 | 買い残金額 | 信用倍率 |
7/5 | 8010億 | 4兆7100億 | 5.88 |
6/28 | 7240億 | 4兆7500億 | 6.56 |
6/21 | 7610億 | 4兆9000億 | 6.45 |
6/14 | 7600億 | 4兆8700億 | 6.40 |
6/7 | 7390億 | 4兆8200億 | 6.52 |
5/31 | 7750億 | 4兆7000億 | 6.07 |
5/24 | 7780億 | 4兆7400億 | 6.09 |
5/17 | 7500億 | 4兆6800億 | 6.19 |
5/10 | 7300億 | 4兆7000億 | 6.44 |
5/2 | 6900億 | 4兆6800億 | 6.77 |
3倍から5倍程度で推移してきたので6倍、7倍は高いです。
日経平均の売買代金
日経平均の売買代金もチェック。7/12は5兆を超えました
日付 | 売買代金(兆円) |
---|---|
7/12 | 5.23 |
7/11 | 4.70 |
7/10 | 4.76 |
7/9 | 4.47 |
7/8 | 3.90 |
7/5 | 4.02 |
7/4 | 4.13 |
7/3 | 4.34 |
7/2 | 4.53 |
7/1 | 3.86 |
7月の重要イベント
7月の注目イベントはこちら。個人消費がGDPの7割を占める米国では16日発表の「小売売上高」は重要指標です
01日(月)08:50 🇯🇵日銀短観01日(月)23:00 🇺🇸ISM製造業景気指数02日(火)23:00 🇺🇸JOLTS求人件数03日(水)21:15 🇺🇸ADP雇用者数(前月比)03日(水)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数03日(水)23:00 🇺🇸ISM非製造業景気指数05日(金)21:30 🇺🇸雇用統計11日(木)21:30 🇺🇸CPI(消費者物価指数)11日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数12日(金)21:30 🇺🇸ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)12日(金)21:30 🇺🇸PPI(生産者物価指数)- 16日(火)21:30 🇺🇸小売売上高
- 18日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
- 19日(金)08:30 🇯🇵CPI(消費者物価指数)
- 25日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
- 25日(木)21:30 🇺🇸実質GDP(速報)
- 26日(金)21:30 🇺🇸PCEデフレータ
- 26日(金)23:00 🇺🇸ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)
- 30日(火)23:00 🇺🇸JOLTS求人件数
- 30日(火)22:00 🇺🇸S&Pケースシラー住宅価格(前年比)
- 30日(火)23:00 🇺🇸コンファレンスボード消費者信頼感指数
- 30日・31日(火・金)🇺🇸FOMC
- 31日(水)🇯🇵日銀政策金利
- 31日(水)21:15 🇺🇸ADP雇用者数(前月比)
※日時は日本時間を記載しています(アメリカとの時差14時間くらい)
以上です。
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