【予想】明日の日経平均はどうなる?(2024/07/11)

日経平均株価

↓最新の日経平均株価分析はこちらです

お知らせ「情報更新の停止につきまして」
【予想・見通し】今日・明日の日経平均株価はどうなる?(2025/3/7)

7月10日(水)の夜です。

日経平均株価の現状把握と7月11日(木)の予測をします。

気になっていること

直近で気になっていることです。(継続して気になっていることは簡素化して残します)

米大統領線の行方

バイデン氏(81)のパフォーマンス低下。トランプさんになったら?減税?防衛費増額?金融業界の規制緩和?

🇺🇸米国大統領選挙は2024年11月5日(火)に投票および開票。民主党全国大会は8月19日から22日、第2回討論会は9月10日の予定

円安と為替介入警戒

160円超の円安継続、38年ぶりの安値圏。また為替介入するのか?という警戒感。

フランス政情不安継続

フランスは議会解散から極右政党・国民連合(RN)のルペン氏が政権を握る可能性が浮上

→7/7 決戦投票、予想外に左派連合「新人民戦線」が最大勢力になる見通し。極右政党・国民連合(RN)は第3党に。極右とはならず。しかしながら力をもつ政党不在で政治状況は不安的継続。

政治の混乱と不確実性はマーケットに多大な影響を与える!

欧州危機がなぜ日本株に影響するのか?→ ①海外投資家の欧州の割合は非常に高い(2023年は海外投資家の8割が欧州)②欧州で何かあればリスク回避的になり、日本株への投資意欲は低下する

日銀の7月利上げ

①国債買い入れ減額は次回(7月30日・31日)へ先送り②減額するなら相応の規模で③7月の日銀会合での利上げは十分ありえるという日銀植田総裁。国債減額については下限が2-3兆円ではないかという憶測あり。

国債買い入れ減額が大幅に減額されるという観測が強まって、7/10は銀行株が上がりました。

米国の9月利下げ

6/28 PCEの結果は予想どおり。基調的インフレをより正確に反映するコア指数2.6%で穏やかな数字。

結果予想前回
PCEコアデフレータ・前月比0.1%0.1%0.2%
PCEコアデフレータ・前年比2.6%2.6%2.8%

米ISM製造業景気指数、非製造業は予想を下回り50以下。50が景気良し悪しの目安→景気減速を示唆する数値が続く。

指標3月4月5月6月
ISM製造業景気指数50.3.49.248.748.5
ISM非製造業景気指数51.449.453.848.8

7/5 雇用統計の結果

6月雇用統計 非農業部門雇用者数が前月比20万6000人増と上振れたが、伸びが減速、失業率は4.1%と下振れ、平均時給は3.9%と予想どおり。

以上のことから、9月利下げの可能性はあると思います

日経平均株価のチャート分析

7月10日の日経平均は+251円の41,831円と続伸。日足チャートを確認します。

大陽線でした。「買い方の大勝利」です

現在、株価は5MA・25MA・75MAを超えた位置。一目の雲の上。バンドウォーク(ボリンジャーバンド(赤い線2σとオレンジの線1σ)に沿う強烈なトレンド)を継続中。

BBボリンジャーバンドってなに?「価格の大半がバンドの中に収まる」という統計学を応用したテクニカル指標の。+-2σ(シグマ)の範囲に収まる確率は95.4%(上のチャートの1番上の赤いラインが+2σです)

昨日はちょうどPER17.5の41564付近で引けました。本日も続伸で42000円到達がまもなくという状態。

で、7/11日(水)の予想は上昇です。

11日(木)は米CPIがあるので警戒されそうですが、ショートカバー(空売りの買い戻し)が入り上昇圧力になるのでは?と予想しています。オイルマネー観測もあるようですが、説明のつかない上昇と考えると合点がいきます。予想高値についてはここ数年のPERの最高値である17.74を根拠に算出された数値です。

予想:高値は42490、安値は41200、終値は42150あたり

TradingViewは最高のチャートツールです。有料プランを購読した時に、ボーナスとして最大15ドルを獲得できますので、ぜひこちらのリンクからご登録ください TradingViewを確認してみる

日経平均株価のPER

日経平均株価の最新のPER・EPSも毎日確認。EPSがわずかに上昇してきて理論株価が上がってきています。そして7月はPER17を超えて推移。

PER17.5が今ひとつの目安となりそうですが、そう考えると42000円は到達しそうな気がします。

現在のPER18は43113・PER17.5は41915PER17は40718です

日付日経平均株価PEREPS
7/941,580.1717.362,395.17
7/840,780.7017.172,375.11
7/540,912.3717.282,367.61
7/440,913.6517.352,358.14
7/340,580.7617.162,364.85
7/240,074.6917.062,349.04
7/139,631.0616.842,353.39
6/2839,583.0816.742,364.58
6/2739,341.5416.622,367.12
6/2639,667.0716.702,375.27
6/2539,173.1516.602,359.83
6/2438,804.6516.302,380.65
6/2138,596.4716.202,382.50
6/2038,633.0216.202,384.75
6/1938,570.7616.222,377.98
6/1838,482.1116.132,385.75
6/1738,102.4416.032,376.95
6/1438,814.5616.332,376.89
6/1338,720.4716.272,379.87
6/1238,876.7116.412,369.09
6/1139,134.7916.542,366.07
6/1039,038.1616.572355.95
6/538,490.1716.362352.70
6/438,837.4616.612338.20
6/338,923.0316.692332.12

日経平均のPERは歴史的に、11倍〜16倍のレンジで推移しています。

日経平均株価の信用残高

日経平均株価の最新の信用残高も確認。売り残が+10.59%、買い残が-0.76%。7月に入り、需給は改善してきました。信用倍率が3倍〜4倍くらいになってくれたらよいですね。

日付売り残金額買い残金額信用倍率
7/58010億4兆7100億5.88
6/287240億4兆7500億6.56
6/217610億4兆9000億6.45
6/147600億4兆8700億6.40
6/77390億4兆8200億6.52
5/317750億4兆7000億6.07
5/247780億4兆7400億6.09
5/177500億4兆6800億6.19
5/107300億4兆7000億6.44
5/26900億4兆6800億6.77
売り残・買い残は簡略化して表示

3倍から5倍程度で推移してきたので6倍、7倍は高いです。

日経平均の売買代金

日経平均の売買代金もチェックです。単位は兆円です。

7/9、7/10の上昇の割には少ないと思いますが、寄与度の高い銘柄に、資金が偏って入っているということでしょうか。

日付売買代金(兆円)
7/104.76
7/94.47
7/83.90
7/54.02
7/44.13
7/34.34
7/24.53
7/13.86

7月の重要イベント

7月の注目イベントはこちら。11日は米CPIと失業保険申請件数です。超重要ですね!

  • 01日(月)08:50 🇯🇵日銀短観 
  • 01日(月)23:00 🇺🇸ISM製造業景気指数
  • 02日(火)23:00 🇺🇸JOLTS求人件数
  • 03日(水)21:15 🇺🇸ADP雇用者数(前月比)
  • 03日(水)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
  • 03日(水)23:00 🇺🇸ISM非製造業景気指数
  • 05日(金)21:30 🇺🇸雇用統計
  • 11日(木)21:30 🇺🇸CPI(消費者物価指数)
  • 11日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
  • 12日(金)21:30 🇺🇸ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)
  • 12日(金)21:30 🇺🇸PPI(生産者物価指数)
  • 16日(火)21:30 🇺🇸小売売上高
  • 18日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
  • 19日(金)08:30 🇯🇵CPI(消費者物価指数)
  • 25日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
  • 25日(木)21:30 🇺🇸実質GDP(速報)
  • 26日(金)21:30 🇺🇸PCEデフレータ
  • 26日(金)23:00 🇺🇸ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)
  • 30日(火)22:00 🇺🇸S&Pケースシラー住宅価格(前年比)
  • 30日(火)23:00 🇺🇸コンファレンスボード消費者信頼感指数
  • 30日・31日(火・金)🇺🇸FOMC
  • 31日(水)🇯🇵日銀政策金利
  • 31日(水)21:15 🇺🇸ADP雇用者数(前月比)

※日時は日本時間を記載しています(アメリカとの時差14時間くらい)

以上です。

CPIについて詳しく↓

雇用統計について詳しく↓

PCEデフレータについて詳しく↓

FOMCについて詳しく↓

PCEデフレータとは?米商務省が毎月発表するインフレを測る指標です
PCEデフレータとは?PCEデフレータ米国の国内個人消費物価の平均的上昇を示す指標です。FEB(米連邦準備制度理事会)は、基調的なインフレを判断する上でPCEコア価格指数を重視しているので投資家から注目されています。PCEデフレータは物価変...
アメリカ|CPIとは?PPIとは? 最新CPIデータと発表時間
CPI(Consumer Price Index)についてまとめています。(最新データ・年間の推移あり)🇺🇸CPIとは?PPIとは?CPI(Consumer Price Index)とは消費者物価指数のこと。消費者が購入するモノやサービスの...
雇用統計とは?世界で最も注目されている指標のひとつです
雇用統計は最重要指標のひとつです。私はこんな疑問を解決します。雇用統計とは?最新の雇用統計データ雇用統計の発表時間どんな影響があるのか?参考にしていただいたらうれしいです。雇用統計とは?雇用統計とは米国労働者の雇用状況を調査した最重要経済指...
🇺🇸JOLTS求人件数とは?JOLTS求人件数の最新データあり
アメリカのJOLTS求人件数についてこんな疑問に答えます。JOLTS求人件数とは?JOLTS求人件数の最新データJOLTS求人件数の発表日JOLTS求人件数と雇用統計との違いJOLTS求人件数による影響JOLTS求人件数とは?JOLTS求人...
ISM製造業景気指数・非製造業景気指数とは?次回発表日・データ推移など
ISM製造業・非製造業景気指数 次回発表日ISM製造業景気指数毎月第1営業日の24時(冬時間)に発表されます。次回は3月4日(火)0時の発表予定です。ISM非製造業景気指数毎月第3営業日、ISM製造業景気指数の2営業日後に発表されます。次回...
ADP雇用者数とは?民間が調査している雇用統計の先行指標です
ADP雇用者数について私はこんな疑問を解決します。ADP雇用者数とは?ADP雇用者数の最新データADP雇用者数はいつ発表されるのかADP雇用者数とは?ADP雇用者数とは、民間給与計算代行のADP社が顧客である全米約50万社・約2400万人の...
アメリカ・小売売上高とは?最新データあり
🇺🇸の小売売上高は、米国の個人消費動向を知るうえで重要な経済指標のひとつです。U.S. retail sales are an important economic indicator for understanding consumer ...
ジャクソンホール会議とは? = カンザス連邦準備銀行主催の金融シンポジウムです
ジャクソンホール会議とは?ジャクソンホール会議(Jackson Hole Economic Symposium)は、毎年8月に米国ワイオミング州のジャクソンホールで開催される経済政策シンポジウムです。カンザスシティ連邦準備銀行が主催しており...
S&Pケース・シラー住宅価格指数とは?= アメリカの住宅価格動向を示す指標の一つです
S&Pケース・シラー住宅価格指数とは?S&Pケース・シラー住宅価格指数(Case-Shiller Home Price Index)は、アメリカの住宅市場の価格動向を示す主要な指標の一つです。ロバート・シラーとカール・ケースによって1980...

コメント

タイトルとURLをコピーしました