↓最新の日経平均株価分析はこちらです
7月8日(月)の夜です。
日経平均株価の現状把握と7月9日(火)の予測をします。
気になっていること
直近で気になっていることです。
米大統領線の行方
6/28の選挙前討論会。民主党バイデン氏(81)は言い間違い、言葉につまるなどパフォーマンス低下。支持率はバイデン氏33%、共和党トランプ氏(78)67%。民主党バイデンおろしの声→ハリス副大統領が有力候補?
で、もしトランプさんになったら?減税?防衛費増額?金融業界の規制緩和?そんなことを折り込みながら相場は動いていきます。
🇺🇸米国大統領選挙は2024年11月5日(火)に投票および開票。民主党全国大会は8月19日から22日、第2回討論会は9月10日の予定
円安と為替介入警戒
円安進んで160円超、38年ぶりの安値圏。また為替介入するのか?という警戒感あり。
フランス国民議会選挙
マクロン大統領の国民議会解散→極右政党・国民連合(RN)のルペン氏が政権を握る可能性が浮上→EU離脱懸念・政情不安
→6/30 第1回投票の結果は33.2%の得票率で国民連合(RN)が1位で勝利、マクロン氏の与党連合は3位。
→7/7 決戦投票、予想外に左派連合「新人民戦線」が最大勢力になる見通し。極右政党・国民連合(RN)は第3党に。
政治的に不安定な状況は変わらずの状況。
政治の混乱と不確実性はマーケットに多大な影響を与える
欧州危機がなぜ日本株に影響するのか?→ ①海外投資家の欧州の割合は非常に高い(2023年は海外投資家の8割が欧州)②欧州で何かあればリスク回避的になり、日本株への投資意欲は低下する
日銀の7月利上げ
①国債買い入れ減額は次回(7月30日・31日)へ先送り②減額するなら相応の規模で③7月の日銀会合での利上げは十分ありえるという日銀植田総裁。
国債減額については下限が2-3兆円ではないかという憶測あり。
7/1の日銀短観では製造業の数値が二期ぶりの改善→利上げ観測継続。
米国の9月利下げ
6/28 PCEデフレータの結果は予想どおり。基調的インフレをより正確に反映するコア指数2.6%で穏やかな数字。パウエルさんもディスインフレ発言。利下げ期待が高まります。
結果 | 予想 | 前回 | |
PCEコアデフレータ・前月比 | 0.1% | 0.1% | 0.2% |
PCEコアデフレータ・前年比 | 2.6% | 2.6% | 2.8% |
米ISM製造業景気指数、非製造業は予想を下回り50以下。50が景気良し悪しの目安→景気減速を示唆する数値が続きます。
指標 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 |
ISM製造業景気指数 | 50.3. | 49.2 | 48.7 | 48.5 |
ISM非製造業景気指数 | 51.4 | 49.4 | 53.8 | 48.8 |
7/5 雇用統計の結果
6月雇用統計 非農業部門雇用者数が前月比20万6000人増と上振れたが、伸びが減速、失業率は4.1%と下振れ、平均時給は3.9%と予想どおり。
以上のことから、9月利下げの可能性はあると思います
日経平均株価のチャート分析
7月8日の日経平均は-131円の40780円と続落。4万円の大台を超えているので、戻り売り・利確売りもあるのでしょう。仕方なしです・・
日足チャートを確認します。

上影陰線でした。「売りの抵抗強く、売りが勝利した」です
現在、株価は5MA・25MA・75MAを超えた位置。一目の雲の上。バンドウォーク(ボリンジャーバンド(赤い線2σとオレンジの線1σ)に沿う強烈なトレンド)を形成している状態を継続中です。
今日のローソク足は高値圏で下落を示唆するのであまり良くないですが、バンドウォーク継続なことから、まだ期待できると思います。
7/9日(火)の予想は上昇です。
予想:高値は41200、安値は40700、終値は41100あたり
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日経平均株価のPER
日経平均株価の最新のPER・EPSも毎日確認。6月はPER16から17のボックス相場になっていますが、7/2から17を超えて推移。果たしてキープできるのでしょうか。
現在のPER17は40249・PER16は37882です
日付 | 日経平均株価 | PER | EPS |
7/5 | 40,912.37 | 17.28 | 2,367.61 |
7/4 | 40,913.65 | 17.35 | 2,358.14 |
7/3 | 40,580.76 | 17.16 | 2,364.85 |
7/2 | 40,074.69 | 17.06 | 2,349.04 |
7/1 | 39,631.06 | 16.84 | 2,353.39 |
6/28 | 39,583.08 | 16.74 | 2,364.58 |
6/27 | 39,341.54 | 16.62 | 2,367.12 |
6/26 | 39,667.07 | 16.70 | 2,375.27 |
6/25 | 39,173.15 | 16.60 | 2,359.83 |
6/24 | 38,804.65 | 16.30 | 2,380.65 |
6/21 | 38,596.47 | 16.20 | 2,382.50 |
6/20 | 38,633.02 | 16.20 | 2,384.75 |
6/19 | 38,570.76 | 16.22 | 2,377.98 |
6/18 | 38,482.11 | 16.13 | 2,385.75 |
6/17 | 38,102.44 | 16.03 | 2,376.95 |
6/14 | 38,814.56 | 16.33 | 2,376.89 |
6/13 | 38,720.47 | 16.27 | 2,379.87 |
6/12 | 38,876.71 | 16.41 | 2,369.09 |
6/11 | 39,134.79 | 16.54 | 2,366.07 |
6/10 | 39,038.16 | 16.57 | 2355.95 |
6/5 | 38,490.17 | 16.36 | 2352.70 |
6/4 | 38,837.46 | 16.61 | 2338.20 |
6/3 | 38,923.03 | 16.69 | 2332.12 |
日経平均のPERは歴史的に、11倍〜16倍のレンジで推移しています。
日経平均株価の信用残高
日経平均株価の最新の信用残高も確認。売り残が-4.85%、買い残が-3.23%。相変わらず需給はよくないです。
昨日、今日と日経平均株価は4万円を超えてきたので、今後売りが増えてくるでしょうか?需給が改善すれば、その後は大幅な上昇が期待できそうですね。
日付 | 売り残金額 | 買い残金額 | 信用倍率 |
6/28 | 7240億 | 4兆7500億 | 6.56 |
6/21 | 7610億 | 4兆9000億 | 6.45 |
6/14 | 7600億 | 4兆8700億 | 6.40 |
6/7 | 7390億 | 4兆8200億 | 6.52 |
5/31 | 7750億 | 4兆7000億 | 6.07 |
5/24 | 7780億 | 4兆7400億 | 6.09 |
5/17 | 7500億 | 4兆6800億 | 6.19 |
5/10 | 7300億 | 4兆7000億 | 6.44 |
5/2 | 6900億 | 4兆6800億 | 6.77 |
3倍から5倍程度で推移してきたので6倍、7倍は高いです。
日経平均の売買代金
日経平均の売買代金もチェック。4兆円くらいあるとよいですね。
日付 | 売買代金(兆円) |
---|---|
7/5 | 3.12 |
7/4 | 3.22 |
7/3 | 3.35 |
7/2 | 3.54 |
7/1 | 2.92 |
6/28 | 3.28 |
6/27 | 3.04 |
6/26 | 3.17 |
6/25 | 3.00 |
6/24 | 2.52 |
6/21 | 3.84 |
6/20 | 2.26 |
7月の重要イベント
7月の注目イベントはこちら。11日は米CPI、超重要ですね!
01日(月)08:50 🇯🇵日銀短観01日(月)23:00 🇺🇸ISM製造業景気指数02日(火)23:00 🇺🇸JOLTS求人件数03日(水)21:15 🇺🇸ADP雇用者数(前月比)03日(水)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数03日(水)23:00 🇺🇸ISM非製造業景気指数05日(金)21:30 🇺🇸雇用統計- 11日(木)21:30 🇺🇸CPI(消費者物価指数)
- 11日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
- 12日(金)21:30 🇺🇸ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)
- 12日(金)21:30 🇺🇸PPI(生産者物価指数)
- 16日(火)21:30 🇺🇸小売売上高
- 18日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
- 19日(金)08:30 🇯🇵CPI(消費者物価指数)
- 25日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
- 25日(木)21:30 🇺🇸実質GDP(速報)
- 26日(金)21:30 🇺🇸PCEデフレータ
- 26日(金)23:00 🇺🇸ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)
- 30日(火)22:00 🇺🇸S&Pケースシラー住宅価格(前年比)
- 30日(火)23:00 🇺🇸コンファレンスボード消費者信頼感指数
- 30日・31日(火・金)🇺🇸FOMC
- 31日(水)🇯🇵日銀政策金利
- 31日(水)21:15 🇺🇸ADP雇用者数(前月比)
※日時は日本時間を記載しています(アメリカとの時差14時間くらい)
以上です。
CPIについて詳しく↓
雇用統計について詳しく↓
PCEデフレータについて詳しく↓
FOMCについて詳しく↓
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