↓最新の日経平均株価分析はこちらです
7月4日(木)の夜です。
日経平均株価の現状把握と7月5日(金)の予測をします。
気になっていること
直近で気になっていることです。
米大統領線の行方
28日にジョージア州アトランタで開かれた選挙前討論会。民主党バイデン氏(81)は開始当初から言い間違い、言葉につまるなどパフォーマンス低下。支持率はバイデン氏が33%、共和党トランプ氏(78)が67%と優勢。
このことで民主党ではバイデンおろしの声。ハリス副大統領が有力候補?
🇺🇸米国大統領選挙は2024年11月5日(火)に投票および開票。民主党全国大会は8月19日から22日、第2回討論会は9月10日の予定
円安と為替介入警戒
円安がさらに進んで161円後半、38年ぶりの安値圏で推移。行き過ぎたら必要な対応をとると神田財務官、必要に応じて必要な対応を取ると鈴木財務相。為替介入するのか?という警戒感。
フランス国民議会選挙
マクロン大統領の国民議会解散→極右政党・国民連合(RN)のルペン氏が政権を握る可能性が浮上→EU離脱懸念・政情不安
→6/30の第1回投票の結果は33.2%の得票率で国民連合(RN)が1位で勝利、マクロン氏の与党連合は3位。決戦投票は7/7です。
政治の混乱と不確実性はマーケットに多大な影響を与える→少し改善?
欧州危機がなぜ日本株に影響するの?→ ①海外投資家の欧州の割合は非常に高い(2023年は海外投資家の8割が欧州)②欧州で何かあればリスク回避的になり、日本株への投資意欲は低下する
日銀の7月利上げ
①国債買い入れ減額は次回(7月30日・31日)へ先送り②減額するなら相応の規模で③7月の日銀会合での利上げは十分ありえるという日銀植田総裁です。国債減額については下限が2-3兆円ではないかという憶測あり。
7/1の日銀短観では製造業の数値が二期ぶりの改善→利上げ観測継続。
①フランスの政情不安+②日本の金融政策に警戒感だけど、チャイナマネーが日本に入ってきているみたいです
米国の9月利下げ
28日(金)21:30 の米国PCEデフレータの結果は全て予想どおり。基調的インフレをより正確に反映するコア指数は穏やかな数字だったので、利下げ期待が高まります。パウエルさんもディスインフレ発言していたし、いいんじゃないでしょうか。
結果 | 予想 | 前回 | |
PCEコアデフレータ・前月比 | 0.1% | 0.1% | 0.2% |
PCEコアデフレータ・前年比 | 2.6% | 2.6% | 2.8% |
米ISM製造業景気指数、非製造業もともに予想を下回り、50以下になりました。50が景気良し悪しの目安になるので、景気減速ぎみの数値が続いています。
指標 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 |
ISM製造業景気指数 | 50.3. | 49.2 | 48.7 | 48.5 |
ISM非製造業景気指数 | 51.4 | 49.4 | 53.8 | 48.8 |
明日7/5日は大注目の雇用統計です。
日経平均株価のチャート分析
7月3日の日経平均は+332円の40913円と続伸。終値の予想は40900円だったのでドンピシャでした。たまにしか当たりませんが・・
日足チャートを確認します。

下ヒゲが少し長い下影陽線です。「買いの抵抗強く、買いが勝利した」です
現在、株価は5MA・25MA・75MAを超えた位置。一目の雲の上。バンドウォーク(ボリンジャーバンド(赤い線)に沿う強烈なトレンド)を形成している状態です。そして本日25MAが75MAをゴールデンクロス。
7/3日(水)の予想はわずかに下落です。最高値にチャレンジするでしょうが、夜に雇用統計を控えた金曜日なので、上ヒゲを少しのばしそう。
今日のローソク足と同じくらいの位置で引けると思います。
ただし、もうこれで下落するというわけではなく、来週はPER17.5倍である41300円くらいには上がるかもしれないと考えています。
予想:高値は41100、安値は40500、終値は40800あたり
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日経平均株価のPER
日経平均株価の最新のPER・EPSも毎日確認。最近はPER16から17のボックス相場になっていますが、ここ数日は17を超えて推移。果たしてキープできるのでしょうか。
現在のPER17は40202・PER16は37838です
日付 | 日経平均株価 | PER | EPS |
7/3 | 40,580.76 | 17.16 | 2,364.85 |
7/2 | 40,074.69 | 17.06 | 2,349.04 |
7/1 | 39,631.06 | 16.84 | 2,353.39 |
6/28 | 39,583.08 | 16.74 | 2,364.58 |
6/27 | 39,341.54 | 16.62 | 2,367.12 |
6/26 | 39,667.07 | 16.70 | 2,375.27 |
6/25 | 39,173.15 | 16.60 | 2,359.83 |
6/24 | 38,804.65 | 16.30 | 2,380.65 |
6/21 | 38,596.47 | 16.20 | 2,382.50 |
6/20 | 38,633.02 | 16.20 | 2,384.75 |
6/19 | 38,570.76 | 16.22 | 2,377.98 |
6/18 | 38,482.11 | 16.13 | 2,385.75 |
6/17 | 38,102.44 | 16.03 | 2,376.95 |
6/14 | 38,814.56 | 16.33 | 2,376.89 |
6/13 | 38,720.47 | 16.27 | 2,379.87 |
6/12 | 38,876.71 | 16.41 | 2,369.09 |
6/11 | 39,134.79 | 16.54 | 2,366.07 |
6/10 | 39,038.16 | 16.57 | 2355.95 |
6/5 | 38,490.17 | 16.36 | 2352.70 |
6/4 | 38,837.46 | 16.61 | 2338.20 |
6/3 | 38,923.03 | 16.69 | 2332.12 |
日経平均のPERは歴史的に、11倍〜16倍のレンジで推移しています。
日経平均株価の信用残高
日経平均株価の最新の信用残高も確認。売り残が-4.85%、買い残が-3.23%。相変わらず需給はよくないです。
昨日、今日と日経平均株価は4万円を超えてきたので、今後売りが増えてくるでしょうか?需給が改善すれば、その後は大幅な上昇が期待できそうですね。
日付 | 売り残金額 | 買い残金額 | 信用倍率 |
6/28 | 7240億 | 4兆7500億 | 6.56 |
6/21 | 7610億 | 4兆9000億 | 6.45 |
6/14 | 7600億 | 4兆8700億 | 6.40 |
6/7 | 7390億 | 4兆8200億 | 6.52 |
5/31 | 7750億 | 4兆7000億 | 6.07 |
5/24 | 7780億 | 4兆7400億 | 6.09 |
5/17 | 7500億 | 4兆6800億 | 6.19 |
5/10 | 7300億 | 4兆7000億 | 6.44 |
5/2 | 6900億 | 4兆6800億 | 6.77 |
3倍から5倍程度で推移してきたので6倍、7倍は高いです。
日経平均の売買代金
日経平均の売買代金もチェック。4兆円くらいあるとよいですね。
日付 | 売買代金(兆円) |
---|---|
7/3 | 3.35 |
7/2 | 3.54 |
7/1 | 2.92 |
6/28 | 3.28 |
6/27 | 3.04 |
6/26 | 3.17 |
6/25 | 3.00 |
6/24 | 2.52 |
6/21 | 3.84 |
6/20 | 2.26 |
7月の重要イベント
7月の注目イベントはこちら。明日金曜日は大注目!雇用統計ですね!
01日(月)08:50 🇯🇵日銀短観01日(月)23:00 🇺🇸ISM製造業景気指数02日(火)23:00 🇺🇸JOLTS求人件数03日(水)21:15 🇺🇸ADP雇用者数(前月比)03日(水)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数03日(水)23:00 🇺🇸ISM非製造業景気指数- 05日(金)21:30 🇺🇸雇用統計
- 11日(木)21:30 🇺🇸CPI(消費者物価指数)
- 11日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
- 12日(金)21:30 🇺🇸ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)
- 12日(金)21:30 🇺🇸PPI(生産者物価指数)
- 16日(火)21:30 🇺🇸小売売上高
- 18日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
- 19日(金)08:30 🇯🇵CPI(消費者物価指数)
- 25日(木)21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数
- 25日(木)21:30 🇺🇸実質GDP(速報)
- 26日(金)21:30 🇺🇸PCEデフレータ
- 26日(金)23:00 🇺🇸ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)
- 30日(火)22:00 🇺🇸S&Pケースシラー住宅価格(前年比)
- 30日(火)23:00 🇺🇸コンファレンスボード消費者信頼感指数
- 31日(水)日銀政策金利
- 31日(水)21:15 🇺🇸ADP雇用者数(前月比)
※日時は日本時間を記載しています(アメリカとの時差14時間くらい)
以上です。
雇用統計について詳しく↓
ISM製造業景気指数・非製造業景気指数について詳しく↓
ADP雇用者数について詳しく↓
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