↓最新の日経平均株価分析はこちらです
こんばんわ。6月6日(木)の夜です。日経平均株価の現状把握と6月7日(金)の予測をします。
予想なんて無意味?そのとおりです。
でも株価のモノサシを持っていることは重要だし、モノサシの精度も高めたいから。
そういう考えでやってます。
気になっていること
直近で気になっていること。
アメリカの景気後退懸念
最近の🇺🇸経済指標はこんな感じ。
- 4月のPCEコアデフレータ・前月比は0.2で、予想の0.3を下回った
- ISM製造業景気指数は48.7(予想49.6)と4月の49.2から低下。2ヶ月連続で50以下は怖い
- JOLTS求人件数は805.4万人(予想831.5万人)で雇用弱体化
- ADP雇用者数は15.2万人で予想の17.7万人を下回った
- ISM非製造業景気指数は53.8で予想の51.1を上回った。つまり強弱まちまち
もちろん単月ではなく数ヶ月の推移を元に政策が決定されるわけですが、インフレが鈍化傾向で、雇用・景気も指標が弱いので景気後退懸念→利下げ期待がメインストリーム。
ISM製造業景気指数は景気拡大・縮小の分岐点が50とされている
日本の長期金利が低下してきた
日本の長期金利が5月後半に1%を超えて「11年ぶり」と報道されました。
が、6日の日本国債10年の利回りは0.968%で続落。これは米国の利下げ観測拡大が原因。
金利下がる→円安→海外投資家が日本株を買いやすい+株の魅力も高まるで、日経平均にはプラス材料です。
日銀の長期国債買い入れ減額
6日、植田日銀総裁は金融政策の正常化を進めていく中で「国債買い入れ減額が適当と考えている」との認識を示しました。
来週は金融政策決定会合があるのでそこで議論される?
現在日銀は毎月6兆円規模の国債買い入れをしている状況。
テーパリング(買い入れを段階的に縮小)するのか、本格的にQT(量的引き締め)に進むのかに注目です。
この発言で為替は円安方向。でも2%のインフレ目標には距離があるみたいな発言もあるのでやっぱりフワっとしてます。
日経平均株価のチャート分析
6月6日の日経平均は+213円の38,703円。
日足チャートを確認します。

上影陰線でした。「売り方の抵抗が強く、売り方が勝利した」です。
レジスタンスである39000円で上ヒゲをつけているので弱いです。現在株価は5MAで止まっていますが、下がりそうです。
で、6/7日(金)の予想はわずかに下落です。寄りは上げるかもですが下がってくるはず。
まず下影陰線、上影陰線とつづき方向感に欠けていること。次に金曜であること。さらに日銀会合・FOMCを控えていること。なので大きな買いは入らないと思います。
高値は75MA少し上の39100、安値は38500、終値は38600〜700と予想します
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日経平均株価のPER
日経平均株価の最新のPER・EPSも毎日確認。現在PER17は39996、PER16は37643です。ここ最近はこの範囲内のレンジ相場なので参考までに。
日付 | 日経平均株価 | PER | EPS |
6/5 | 38490.17 | 16.36 | 2352.70 |
6/4 | 38837.46 | 16.61 | 2338.20 |
6/3 | 38923.03 | 16.69 | 2332.12 |
5/30 | 38054.13 | 16.25 | 2341.79 |
5/29 | 38556.87 | 16.43 | 2346.74 |
5/28 | 38855.37 | 16.57 | 2347.62 |
5/27 | 38900.02 | 16.57 | 2347.62 |
5/24 | 38,646.11 | 16.42 | 2353.60 |
5/23 | 39103.22 | 16.50 | 2369.89 |
5/22 | 38617.10 | 16.38 | 2357.58 |
5/21 | 38946.93 | 16.51 | 2358.99 |
5/20 | 39057.59 | 16.69 | 2340.90 |
5/17 | 38787.38 | 16.55 | 2343.65 |
5/16 | 38920.26 | 16.50 | 2358.80 |
5/15 | 38,385.73 | 17.15 | 2238.23 |
5/14 | 38,356.06 | 17.38 | 2206.91 |
日経平均のPERは歴史的に、11倍〜16倍のレンジで推移しています。
日経平均株価の信用残高
日経平均株価の最新の信用残高も確認。買い残が0.66%、売り残が0.29%減少。需給はわずかながら改善しています。
日付 | 売り残金額 | 買い残金額 | 信用倍率 |
5/31 | 7750億 | 4兆7000億 | 6.07 |
5/24 | 7780億 | 4兆7400億 | 6.09 |
5/17 | 7500億 | 4兆6800億 | 6.19 |
5/10 | 7300億 | 4兆7000億 | 6.44 |
5/2 | 6900億 | 4兆6800億 | 6.77 |
3倍から5倍程度で推移してきたので6倍、7倍は高いです。
6月の重要イベント
6月に予定されている注目イベントはこちら大注目なのが7日の雇用統計です。その後FOMC、米CPI、日銀会合と続きます。ここを通過するまでは大幅な上昇は期待できないかもですね。
6月
- 06日(木)21:30 🇺🇸米新規失業保険申請件数
- 07日(金)21:30 🇺🇸雇用統計
- 11日(火)・12日(水)🇺🇸FOMC
- 12日(水)21:30 🇺🇸CPI
- 13日(木)・14日(金) 🇯🇵日銀金融政策決定会合
※日時は日本時間を記載しています(アメリカとの時差14時間くらい)
以上です。
雇用統計について詳しく↓
FOMCはこちら↓
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