↓最新の日経平均株価分析はこちらです
こんばんわ。5月28日(火)の夜です。また雨でしたね。日経平均株価の現状把握と5月29日(水)の予測をします。
まず答え合わせ。5/28の予想はこちらでした。
高値は39130、安値は27日の安値である38667と予想チャネルを割って下落した場合は38000円でサポートされそう
予想 | 結果 | |
高値 | 39130 | 38981 |
安値 | 38667 | 38756 |
まずまず、予想どおりの範囲だと思います。
気になる材料
次に直近で気になっていること。
日本の長期金利が1%
日本の長期金利が1%を超えるのは11年ぶり。28日の日本国債10年の利回りは1.035%です。
日銀はイエレンさんに為替介入をしないでくれと言われているし、当面の間は金融緩和を後退させる政策運営となるでしょう。ゆっくりと政策金利を上げていくはずです。
米国株の下落は続くか?
心配なのが米国株の状況。ここ最近の情報を整理すると
- 失業保険申請件数が減った (予想21.9→21.5万件)
- FOMC議事録「利上げの可能性もあるかも」
- 米総合PMI上昇(54.8)→インフレ加速懸念
株安材料がつづき、23日に主要3指数は大幅に下落
- ダウ-1.53%
- S&P500-0.74%
- ナスダック-0.39%
S&P500のチャートをみると、23日は前日のロウソク足を大きく包みこむ「陰の包み足」でした。この抱き線は下降トレンドへの転換を示すので要注意です。24日の夜には+0.70%戻しましたが、この陰の包み足を超えていけるかどうか?に注目しています。
ダウは24日にもほとんど戻していない点にも注目です。

最近はVIX(恐怖指数)が12を下回るなど異常に低い状態なので、何かあるとボラティリティが非常に大きくなるかもしれません。
日経平均株価の現状
5月28日の日経平均は−44円の3万8855円と反落。どっちつかずでフワフワの状況です。

日経平均株価のチャート分析
チャートを細かくみていきましょう。日足です。

コマの陰線でした。「迷い」です。
現在、5MAは下に行きたい。25MA・75MAは上に行きたがっている状態。まさに迷っている状況が本日のローソク足に出ています。ただし、4/19に底値をつけてから、緩やかな角度で上昇しているので、25MAが上向いてきたのはよい兆候です。
で、29日(水)の予想ですが
FB0.5である38910付近でもみあうと思います。高値は39130、安値は28日の安値である38750付近と予想します。チャネルを割って下落した場合は38000円でサポートされそうです。
TradingViewは最高のチャートツールです。有料プランを購読した時に、ボーナスとして最大15ドルを獲得できますので、ぜひこちらのリンクからご登録ください TradingViewを確認してみる
日経平均株価のPER
日経平均株価の最新のPER・EPSも毎日確認。現在PER17は39909です。決算発表が落ち着き、PERは16を超えて推移しています。
日付 | 日経平均株価 | PER | EPS |
5/27 | 38900.02 | 16.57 | 2347.62 |
5/24 | 38,646.11 | 16.42 | 2353.60 |
5/23 | 39103.22 | 16.50 | 2369.89 |
5/22 | 38617.10 | 16.38 | 2357.58 |
5/21 | 38946.93 | 16.51 | 2358.99 |
5/20 | 39057.59 | 16.69 | 2340.90 |
5/17 | 38787.38 | 16.55 | 2343.65 |
5/16 | 38920.26 | 16.50 | 2358.80 |
5/15 | 38,385.73 | 17.15 | 2238.23 |
5/14 | 38,356.06 | 17.38 | 2206.91 |
日経平均のPERは歴史的に、11倍〜16倍のレンジで推移しています。
日経平均株価の信用残高
日経平均株価の最新の信用残高も確認。買い残が1.20%増加・売り残が2.81%増加。需給はわずかに改善しています。
日付 | 売り残金額 | 買い残金額 | 信用倍率 |
5/24 | 7780億 | 4兆7400億 | 6.09 |
5/17 | 7500億 | 4兆6800億 | 6.19 |
5/10 | 7300億 | 4兆7000億 | 6.44 |
5/2 | 6900億 | 4兆6800億 | 6.77 |
3倍から5倍程度で推移してきたので6倍、7倍は高いです。
5・6月の重要イベント
5月・6月に予定されている注目イベントはこちら。
5月
- 28日(火)22:00 S&Pケースシラー住宅価格(予想7.31%・前回7.29%)
- 30日(木)21:30 米新規失業保険申請件数
- 31日(金)21:30 米PCEデフレータ
今日はケースシラー住宅価格の発表があります。
S&Pケースシラー住宅価格とは?全米主要都市圏の一戸建て再販価格を集計し、2000年1月を100として算出する。住宅価格は個人消費への影響が大きい。現状のアメリカでは低い値が出れば株高。
6月
- 03日(月)23:00 ISM製造業景気指数
- 05日(水)21:15 ADP雇用者数(前月比)
- 05日(水)23:00 ISM非製造業景気指数
- 06日(木)21:30 米新規失業保険申請件数
- 07日(金)21:30 米失業率
- 07日(金)21:30 非農業部門雇用者数(NFP)
※日時は日本時間を記載しています(アメリカとの時差14時間くらい)
以上です。
月末はより精度の高い米PCEです↓
ADP雇用者数とは?
コメント