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雇用統計は最重要指標のひとつです。私はこんな疑問を解決します。
- 雇用統計とは?
- 最新の雇用統計データ
- 雇用統計の発表時間
- どんな影響があるのか?
参考にしていただいたらうれしいです。
雇用統計とは?
雇用統計とは米国労働者の雇用状況を調査した最重要経済指標のひとつです。米労働省労働統計局(BLS)が集計し発表しています。
雇用統計では ①米非農業部門雇用者数 ②失業率 ③平均時給が同時に発表されます。
米非農業部門雇用者数(Nonfarm Payroll)は、農業部門以外の産業で働く就業者の数を給与支払帳簿をもとに計測しています
最新の雇用統計データ
最新の雇用統計データはこちらからご確認ください。(MINKABUさん)データは非農業部門雇用者数・失業率・平均時給の3種類あります。
数字をどうやってみるの? 非農業部門雇用者数の見方としては「15万人〜20万人で推移しているか?」「予想を大きく上回る、もしくは下回る数値になっていないか」という見方でよいでしょう。
雇用統計の日程・発表時間
雇用統計は毎月12日を含む週の雇用状況を調査、計測開始から3週間後の金曜日に発表されます。ほぼ第一金曜日と覚えておけば大丈夫です。
次回の雇用統計の発表は2025年3月7日(金)22:30 です。
米国夏時間:日本時間21:30 米国冬時間:日本時間22:30の発表
雇用統計で何がわかるのか?
雇用統計によって「経済の加熱状態」がわかります。さらに言えば、雇用統計の数ヶ月分のトレンドでその国の経済のトレンドがわかります。雇用が堅調であれば、賃金が増えて個人消費が拡大。軟調であれば、個人消費は縮小すると考えられます。
失業率は逆で、低下すれば個人消費が拡大すると考えられます。
平均時給については、上がれば個人消費の拡大が予想されます。
経済を冷ますべきなのか?テコいれするべきなのか?政策決定に雇用統計の数字は大きなインパクトを与えます。
雇用統計はどんな影響を及ぼすのか?
米国の雇用統計は、金利・為替・株式などに大きな影響を及ぼします。
FRB(The Federal Reserve Board))は景気が加熱していると判断すれば、利上げによって景気を正常に戻そうとします。
雇用が強すぎれば、FRBは金利を引き上げることが予想され、逆であれば、金利を引き下げることが予想されます。
例えば、5月3日に発表された雇用統計では非農業部門雇用者数が17.5万人でした。予想の24.0万人を大きく下回ったので、利下げ観測が高まり米国株は大きく上昇しました。(米国の指数が1−2%上昇)
このことからも、米国の雇用統計が最も注目されている指標のひとつだと言えます。
以上です。CPI も大注目の指標です↓
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